)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)
美術新聞社報
関連活動~美術新聞社・全日本書振連書会
全日本書文化振興連盟 書振連とは
 美術新聞社が『書道美術新聞』紙上で「書塾の危機」問題を取り上げキャンペーンを開始したのは、昭和58年 のことでありました。

 記事は大きな反響を呼び、有志の方々との勉強会が持たれ、回を重ねて 昭和61年には当時の日本芸術院院長有光次郎先生を会長に戴く「書塾協」(全国書道教室協議会)が発足いたしました。


 その後の書塾協の歩みについては広くご理解頂いていると存じますが、平成10年、さらなる使命感に燃え、将来のNPO法人化等をも視野に改組を行い、「書振連」に生まれ変わりました。


 書振連はこれからの書道の「生涯学習」活動が ますます盛んになることを願い、全国の民間書教育関係者(書塾指導者)のエネルギーと知的技術的資源の結集強化をめざして、また書塾の経営力強化や福利厚生の増進をめざして、これらに資する活動を鋭意展開するとともに、すでに20年にわたって「全国シルバー書道展」(平成20年から「全国シルバーからわかばまで書道展」に改称予定)を継続開催するなど、大きな足跡を残してまいりました。


 21世紀においては、学校教育も生涯学習活動の一環としての位置づけのもとダイナミックな改革改善が図られようとしており、こうした中で最主要科目である国語教科・芸術教科における枢要な部分を担う書写・書道教育の補完・支援は当然、我々の緊要なる任務の一つであり、さらに今後書写・書道教育の在り方が大きく変化するようなことがあれば、その状況に即して適時適切に対応して書写・書道教育を守り、書道文化を守るために英知と行動力を結集して当たらねばならないと考えます。そうした意味で、本連盟の使命と責務はますます大きなものとなることが必定と考える次第であります。

 どうか如上の主旨をご理解賜り、ぜひ書振連にご参加下さいますようご案内申し上げます。

【理事長:萱原 晋】
書塾協/書振連のあゆみ
昭和61年(1986)
5月25日
・「全国書道教室協議会」(書塾協)発足
・有光次郎会長、丸井閑山理事長体制スタート

昭和62年(1987)
5月
・東京国税局より専門官2氏迎え書塾税務研修会
・丸井理事長病気辞任に伴い竹田悦堂理事長就任
・「記念日に色紙を贈ろう」キャンペーン開始

昭和63年(1988)
・研究紀要「書道教室教育研究」第1集刊行
・文芸美術国民健康保険組合に加盟、会員の加入始まる
・会員教室対象に「全国書道教室調査」テスト実施

平成元年(1989)
3月
・(文部省が「新学習指導要領」告示)
・研究紀要『書道教室教育研究』第2集刊行
5月
・柳下昭夫氏(前教育課程審委員)講師に研修会

平成2年(1990)
・「全国シルバー書道展」事業本格スタート

平成3年(1991)
3月
・有馬温泉にて会員研修会/なら・熊野町研修旅行
・「休業補償」保険制度スタート

平成4年(1992)
5月
・公開シンポ「書塾の明日を考える’92」開催
・「全国シルバー書道展」実施で(社)日本書芸院と連携

平成5年(1993)
3月
・加賀温泉にて会員研修会/研修旅行
・「書道教室のあり方を考える公開講座」を全国3会場
 (浦和・京都・市川)にて巡回開催

平成6年(1994)
2月
・熱海温泉にて役員研修会
7月
・竹田理事長勇退に伴い花田峰堂理事長就任
11月
・新宿住友ビル主催「シルバー書道展」協力開催

平成7年(1995)
5月
・浜松にて会員研修会/指導者講習会
・「認定教場」標章交付開始

平成8年(1996)
3月
・村上三島氏を特別講師に広島にて公開研修会
6月
・井上輝夫氏(全書研理事長)を講師に会員研修会
12月
・村上三島氏を特別講師に大阪にて公開研修会

平成9年(1997)
5月
・公益法人化問題の本格検討を総会決定
12月
・文部省・教育課程審議会に対し「小・中学校および高校における書写書道教育の重視と基準のかいぜんについて」と
 題する要望書を提出

平成10年(1998)
9月
・有馬温泉での総会にて組織機構の抜本改革と会則改正を実施し新名称を
 「全日本書教育書道文化振興連盟」(略称・書振連) とする
・花田理事長勇退に伴い萱原晋理事長就任

平成11年(1999)
2月
・「全国シルバー書道展」初の「東京展」開催
3月
・(文部省が「新学習指導要領」告示)
8月
・全国大学書写書道教育学会主催の「書写書道教育の未来を拓く」研究フォーラムに共催参加
9月
・各県本部設置計画始動し、第1号徳島県本部設立