(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成29年(2017) 2月25日(土曜日)
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"イチメン"(『書道美術新聞』 1面)

「改定案」を読んで(加藤祐司)


 文部科学省は2月14日、小・中学校用の「学習指導要領」の改訂案を公表した。この改訂案について、3月15日まで広く意見を募り、本年度中(3月末まで)に告示の予定という。

 この新しい学習指導要領の実施は、小学校が2020年度から、中学校が21年度からで、高等学校は来年度中に告示し、22年度から学年進行で実施の予定となっている。

 本稿では、この改訂案から読み取れる基本的な考え方を中心に、これからの小・中学校の国語科「書写」の方向性について、高校の芸術科「書道」との関連をも合わせて考えながら、感想を述べてみたい。(本紙2、3,8,9,10面に関連記事)


届くか?!“94万人の声”(長野秀章)

都内の小学校での「水書き実践」風景 学習指導要領のこのたびの改訂は、2016年12月の中央教育審議会(中教審)答申を受けて行われるもので、小・中学校については2030年頃までの学校教育を視野に入れた教育課程の改訂作業である。

 そしてこの改訂に向けた書写・書道教育に関わる中教審・教育課程部会の国語ワーキンググループの委員の1人として宮澤正明氏が、芸術ワーキンググループの委員の1人として私が、審議に参画させていただいた。

 なお、高等学校についての改訂は17年度末までに行われるとされており、改訂のための作業部会の会議が、現在まさに進行中であることをまずご報告しておきたい。


新着コラム
投稿日時: 17年02月15日

 小・中学校用の「学習指導要領」の改訂案が公表された。早速、「国語科」に関する記述の全文を掲載し、「書写」関連の個所と、漢字配当に関する個所を太字にして傍線を付けてお届けしたが、お読みになっていかがであろう

▼素朴な感想としては、「あの小学校低学年への毛筆指導はどうなったの?」という受け止めが大勢と思われるが、これは加藤氏の一文にもあるように、『解説書』が出てこないと文科省の考えを即断はできないようだ。ただ、実際に「一年生から毛筆」が実現するとなると、これはまさに書道界の夢の実現だが、素人考えでもハードルは決して低くはなかろうと思う

▼そこでだが、せっかく文科省が「意見を聞かせて」と門戸を開いているのだから、ここは書道界、専門家の立場で専門的な意見を、熱意を込めて届けたらどうだろう。という主旨で2面に文科省の「意見募集」の実施要領を載せた。言うまでもなく書道界には、長年にわたって幼児や低学年児童に毛筆指導してきた経験者は決して少なくないのだから、その経験知見を踏まえて、ぜひ意見を届けてほしい

▼とにかくここは、50年に一度のチャンスが、あと僅か1カ月だけ扉が開いている状態! 無にしないで! と提案しておきたい。

(書道美術新聞 第1093号1面 2017年2月15日付)


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