(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成31年(2019) 11月18日(月曜日)
"イチメン"(『美術新聞』 1面)
投稿日時 19年11月11日

本号の主な記事(1155)
掲載日: 19年11月01日
1面 改組(新)第6回日展開幕
2面 第3回「美の魁け―日展のいま」展開く
2・3面 改組(新)第6回日展・各科特選受賞者一覧
4・5面 改組(新)第6回日展1〜5科入選者一覧
6・7面 改組(新)第6回日展1〜5科都道府県別入選数の推移
8・9面 書学書道史学会第30回記念大会ひらく
10・11面 ぶらぶら美術展散歩21
12〜14面 グラフ特集改組(新)第6回日展・五科(書)
15―16面 全国書展短信
17―19面 全国書道展情報
20面 グラフ―改組(新)第6回日展・五科(書)受賞作品



猗惰増瓩蓮五科(書)のみ
大臣賞に、山下、斎藤、勝野、井隼、牛窪5氏
 
改組(新)第6回日展が11月1日、東京・六本木の国立新美術館で開幕した(11月24日まで)。新システムを導入して六6年目となる今回の同展では、まず大臣賞は日本画(一科)と洋画(二科)に内閣総理大臣賞、彫刻(三科)、工芸美術(四科)、書(五科)に文科大臣賞がそれぞれ1点決まったのをはじめ、会員作品対象の「会員賞」と、全出品作品を対象として第3回展から新設された「東京都知事賞」に、各科それぞれ1点の授賞が決まった。また、長年にわたって美術界で最も権威ある登竜門の一つとされている「特選」には、今年も各科10名ずつ、合わせて50名の受賞者が別項の通り決まった。

◆第一科(日本画)
 今年の日展を各科別に見ていくと、まず第一科(日本画)の搬入数は前回展比44点減の393点で、これに対する入選数は2点増の169点となったことから、入選率は約4・78ポイント上がって43%となった。会場は1階を25室に区分けし、入選作品169点のほか、会員等の無鑑査作家作品140点を加えて、309点を展示している。これは前回展比4点の増。
展示作品のうち長谷部日出男、前田米子の物故作家2名については、遺作展示となっている。
 日本画の授賞面では、大臣賞に山下保子「追憶」、都知事賞に中村徹「海想」、会員賞に諸星美喜「おいて」が、それぞれ決まった。特選受賞者10名も別項(2面掲載=略=以下同)の通り決まったが、このうちでは竹内恵利子が2度目、他の9名が初受賞。
◆第二科(洋画)
 第二科(洋画)の搬入数は前回展比74点減の1、677点で、これに対する入選数は3点増の528点となったことから、入選率は約1・5ポイント上がって31・48%となった。会場は2階を24室に区分けし、入選作品528点のほか、会員等の無鑑査作家作品125点を加えた、合わせて653点を展示している。これは前回展比5点の増。
展示作品のうち山名将夫の物故作家1名については遺作展示となっている。
 洋画の授賞面では、大臣賞に斎藤秀夫「清新」、都知事賞に長谷川仂「港の朝・曇る日」、会員賞に平野行雄「粟国島の民家」がそれぞれ決まった。特選受賞者10名も別項の通り決まったが、このうち阿部良広、茅野吉孝、佐渡一清、中土居正記、松本貴子の5名が2度目、他の5名が初受賞。
◆第三科(彫刻)
 第三科(彫刻)の搬入数は前回展比11点減の108点で、これに対する入選数は7点減の85点となったことから、入選率は約1・39ポイント下がって78・7%となった。会場は2階フロアに4室を設け(休憩室を含む)、入選作品85点のほか、会員等の無鑑査作家作品158点を加えた、合わせて243点を展示している。これは前回展比5点の減。
展示作品のうち雨宮敬子、稲垣克次、林昭三の物故作家3名については、遺作展示となっている。
 彫刻の授賞面では、大臣賞に勝野真言「瀬」、都知事賞に斎藤尤鶴「あおあらし」、会員賞に中原篤徳「ささやかな一日の終わりに」がそれぞれ決まった。特選受賞者10名も別項の通り決まったが、このうち大亀清寿、坂本健、高砂晴光、寺沢孝明、長谷川倫子、横山丈樹、脇園奈津江の7名が2度目、他の3名が初受賞。
◆第四科(工芸美術)
 第四科(工芸美術)の搬入点数は前回展比60点減の648点で、これに対する入選数は6点減の423点となったことから、入選率は約4・69ポイン上がって65・28%となった。会場は1階を10室に区分けして(休憩室を含む)、入選作品423点のほか、会員等の無鑑査作家作品一二八点を加えた、合わせて551点を展示している。これは前回展比7点の減。
展示作品のうち鶴見保次の物故作家1名については、遺作展示となっている。
 工芸美術の授賞面では、大臣賞に井隼慶人「積日惜夏」、都知事賞に大樋年雄「Mesa Marley『神光天地照』」、会員賞に村田好謙「風と光と水と」がそれぞれ決まった。特選受賞者10名も別項の通り決まったが、このうち佐々木真澄、武田司、西本直文、福富信、森克徳の5名が2度目、他の5名が初受賞。
◆第五科(書)
 第五科(書)の搬入点数は前回展比139点増の8、682点で、これに対する入選数は25点増の1、066点となったことから、入選率は約0・09ポイント上がって12・28%となった。会場は3階の全フロアを25室に区分けして、入選作品1、066点のほか、会員等の無鑑査作家作品145点を加えた、合わせて1、211点を展示している。これは前回展比24点の増。
展示作品のうち小山やす子、土井汲泉の物故作家2名については、遺作展示となっている。
 書の授賞面では、文科大臣賞に牛窪梧十「岑参詩」、都知事賞に吉川美恵子「梅」、会員賞に田中徹夫「ほのやみ」がそれぞれ決まった。特選受賞者10名も別項の通り決まったが、このうち佐井麗雪、深瀬裕之、宮負丁香、山口啓山の4名が2度目、他の6名が初受賞。



文化功労者に田渕氏(日本画家)

文部科学省は10月29日、平成31年度の文化勲章受章者6名と、文化功労者21名を発表した。それによると、今年の美術部門では文化功労者に日本画の田渕俊夫(日本美術院理事長・東京芸術大名誉教授)が選ばれた。日本画界からの文化功労者は平成25年度の上村淳之に次ぐもので、31人目の栄誉となった。
 田渕氏への顕彰理由は、「奈良、京都など日本の文化財、アフリカ、インド、中国の遺跡を取材し、地域の自然のたたずまいと時代を丁寧に考証した制作活動を展開。植物や風景を描いた作品は、卓越した技術、色彩感覚を土台に静謐な中に深い精神性をたたえ、永平寺不老閣、鶴岡八幡宮斎館、智積院講堂、薬師寺食堂などに襖絵・壁画を奉納。日本画の発展に寄与した功績は顕著」などとされている。


 


投稿日時 18年09月15日

驚異の細密描写紹介
日仏友好160年 「ジャポニスム2018」記念展

 特別展「若冲‐<動植綵絵>を中心に」が9月15日、パリの中心部、コンコルド広場にほど近い、プティ・パレ美術館で開幕する(10月14日まで)。

同展は、今年が「日仏友好160周年」に当たることから、パリを中心にフランス各地で開催する大型日本文化紹介行事「ジャポニスム・2018」の一環として企画されたもので、国際交流基金とジャポニスム事務局の主催、プティ・パレ美術館などの共催により、伊藤若冲の最高傑作と目される、宮内庁・三の丸尚蔵館蔵の「動植綵絵<さいえ>」30幅と、京都・相国寺蔵の「釈迦三尊像」を、ヨーロッパで初めて紹介する機会となる。 


新着コラム
投稿日時: 19年11月10日

 海上雅臣さんが亡くなった。「行動的美術評論家」と評されたその軌跡は、多くが常に対岸からモノを言っているような我が美術評壇にあってはまさに異色の、河を渡り現場に乗りこんだかのような活動ぶりだった▼十八歳で棟方志功の版画を買ったのをきっかけに「美術を見る」世界にのめり込み、二十代で早くも棟方の画業を整理して四冊の本にまとめたのが狃蘓忰瓩世辰燭、それが棟方のベネチア・ビエンナーレでの大賞に結び付いたとも言われるから、確かな犂穃廊瓩噺世錣佑个覆蕕覆あ畢生の労作というべきはやはり、井上有一のカタログレゾネ、『井上有一全書業』(全三冊)の編集・刊行で、これにより井上の評価が国際的にも定まったことは、二十世紀「書界」の金字塔として長く残る仕事といえよう。初め銀座で壹番館画廊を経営し、その後麻布台でウナックサロンを主宰したのも、多少雑音は伴ったとは言え、彼の「行動的」一面を物語って余りあるものだった▼筆者は晩年の井上有一と割合親しく付き合ったのだが、その出会いはウナックで海上さんから紹介されたことで、その後もたびたび、「井上さんが来ているから来ない?」などと、電話をもらったものだった。海上さん、安らかに――。


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