(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成31年(2019) 2月18日(月曜日)
  
投稿日時: 17年12月15日

 幸いにも種々の「天の時、地の利、人の和」に恵まれ、「文字文化検定」の実施母体となる一般社団法人が年明けと共に始動の運びとなった。各方面に感謝のほかない
 
▼とはいえ、これに「魂」を入れる作業は、これからが本番。いまイメージしている「検定」の当初の姿は、新聞の記事にも書いた通り当面、「書塾の活性化」に資する内容とシステムを備えたものを目指しており、―饅里砲ける児童・生徒の狃元勠瓩砲弔覆る、⊇饅里砲ける児童・生徒の犧濱甸間の延長瓩砲弔覆る、3惺擦判饅里力携の強化・深化につながる、というコンセプトを打ち出すことにしている

▼一案としては、全国的に協力願える書塾を募り、その塾で塾生だけでなく近隣の学校等にも呼び掛けて貰って、広く児童・生徒を対象にした「検定」試験を実施することを狙っている。もちろん、そのことがキッカケで入塾生が増えれば、それが「書塾の活性化」に直結というアイデアなのだが、そこで「検定」受験のご褒美や、進級の証明書に、子供が飛び付きそうなキャラクターやグッズを用意することを、最大の売りにできればと思っている

▼新聞に、「衆知を結集する」と書いたのは、その主旨である。どうかお知恵を!

(書道美術新聞 第1112号1面 2017年12月15日付)


投稿日時: 17年12月01日

 東京五輪・パラ大会まで、「残り1、000日を切った」と、組織委員会が爛ウントダウン瓩北起になっている。韓国・平昌での冬季大会までは、もう僅か70日である

▼この平昌五輪を記念して来年の2〜3月にソウルで開かれる、我が書壇からも25作家にご協力いただく日・中・韓3国の計75作家による「代表作家展」も、漸く作品が揃い、この4日に筆者がANA便を使ってソウルまで運ぶ予定である。ただ、お預かりした作品には折り畳めないものもあり、旅客機で運ぶにはエコノミーも、ファーストクラスも関係なく「3辺の和が292造鯆兇┐襪發里蓮荷物として受け入れられない」と言われ、何しろ3叩■喚辰箸いβ膾遒多いだけに苦慮している

▼話は変わるが、以前からことあるごとに、東京での夏の大会に「書道」の文化イベントをぜひやりたい、やらねば、と書いたりしゃべったりしてきているが、美術新聞社としての爛魯蕕鼎發雖瓩呂發Ω任泙辰討い襦すでに展名を「ブランド」として守るために特許庁に登録の手続きも終えているので、近々公表しようと思っているが、相当大仕掛けのイベントになりそう。何とか全書壇のご協力を得て、記念碑的な祭典にできればと思っている。

(書道美術新聞 第1111号1面 2017年12月1日付)


投稿日時: 17年11月15日

 世界記憶遺産に、日本関係の2件が同時登録される

▼「朝鮮通信使」が日韓歩調を合わせた運動の結果、登録に至ったということも、快挙と言えよう。そして、韓国側に関係の記録や資料がほとんどないので現実味は乏しいのだが、実は「上野三碑」の登録も、世が世なら両国が協調して進められる案件のはずだったと思わずにいられない

▼よく知られているように、群馬の三碑も、栃木の「那須国造碑」にしても、当時の半島・新羅からの渡来人の知見や技術に裏づけられたものであったことは、今や学界の常識だからである。かつて、わが大和朝廷は伝統的に近親関係にあった百済寄りの対外政策をとっていた。だから押し寄せる多数の渡来人や難民については、百済人は武蔵国辺りまで、一方の新羅人はより遠くの上野(群馬)、下野(栃木)、常陸(茨城)への入植が相場だったらしい

▼記録によれば、推古天皇の601年、新羅の間諜を上野に流したのを手始めに、斉明天皇の660年には百済の100余人を美濃に、持統天皇の687年には新羅の14人を下野になどとあり、千人単位の入植も一再ではなかった。しかもこれらの入植者には3年間、職と住を保証して生活の安定を図ったというから、見事というほかない。

(書道美術新聞 第1110号1面 2017年11月15日付)


投稿日時: 17年11月01日

 今年も日展が開幕した。鳴り物入りで始まった日展改革も、どうやら緒に着いたと見てよさそうに思う

▼美術新聞社は今年も全入選者の所属会派の調査を続ける方針だが、「これは」というような結果が出なければ公表しない方針。昨年も99・3%まで分析を終えたが、公表は見送った。こうした情報の公表には副作用もあるので、書道界の将来にとってプラスかマイナスかを、判断しなければならないと思っている

▼ところで日展では今、五科懇親会での、ある外部審査員のスピーチが話題だ。同氏は今年で2度目の外部審査員だが、その経験を踏まえて「とにかく大変いい審査、透明性のある審査が行われた」とした上で、「もう外部の人間は要らない気がする」、「朝令暮改はいけないが、5回もやればもう必要ないのではないか」と述べた

▼そして続けて、「やはり日展は年に1度の大きな受験のチャンスで、学習のチャンスでもある。学習には反対側に教育ということが必要で、よき師匠の指導がなければならない」、「だが、事前指導がいけないという。これが部外者には、よく理解できない」、「当番審査員との癒着を恐れるのであれば、審査員を非公開にしてしまうのも一案だろう」――。狎は性瓩亮け止め方は、如何?

(書道美術新聞 1109号1面 2017年11月1日付)


投稿日時: 17年10月15日

 書写書道学会の大会で催された「新学習指導要領」をテーマにしたシンポは、さすがに参加者も多く、大いに盛り上がった

▼特に文科省の教科調査官を務める加藤泰弘・東京学芸大教授には、現在同省内で告示へ向けて作業が進んでいる、「小・中書写の高校国語への延伸」が盛り込まれると見られる高校用の新指導要領の作業状況について質問が集中した。むろん調査官氏は、公表済みの中教審答申のワク内でしか答えられないのは当然なのだが、会場では少しでも最新情報をと、いわば爛リギリの攻防瓩繰り広げられた

▼筆者も、あの問題について質してみた。「小学校用の解説書で例示された狄綵駘冑等瓩任垢、あの狹瓩砲鰐喇は含まれないのでしょうか」。氏の答えは、「毛筆は3学年からとなっている訳ですから狹瓩北喇が含まれ、墨を付けて書く指導が行われると、それは爍崖愬から瓩繰り下げられることになります。含まれないと考えるべきです」

▼筆者は食い下がった。「毛筆に水を付けて書くのはどうでしょうか」。加藤氏の答えは「水書用筆等は硬筆の持ち方、鉛筆の持ち方で学ぶことになります。毛筆は適さないと考えるべきです」。さすがに正鵠を射た回答で、納得したのだった。

(書道美術新聞 1108号1面 2017年10月15日付)


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