(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成29年(2017) 11月20日(月曜日)
  
投稿日時: 15年12月01日

来日中の鍾明善氏と日本側学界関係者による「学術懇談会」が、同氏の『中国書法史』日本語版出版記念講演会の当日、講演に先立って行われた

▼これは、近年の日本学界における中国書法史関連の研究活動の沈滞ムードを打破するには、何よりもまず中国での新出土資料に関する狆霾鷁畫足瓩鯊燃することが特効薬と考える、美術新聞社の取り組みの一環。この日の懇談会では、特に出席を要請した甲骨文・金文研究が専門で植草学園大学学長の浦野俊則氏、中国書法美学が専門で大東文化大学教授・文学部長の河内利治氏と鍾氏との間で、突っ込んだ意見交換が行われた

▼鍾氏からは、各地での新出土資料は原則としてまず文物管理当局の管理下に置かれるが、「とは言え、当局にはいくらでも便宜を図ってもらえるので、ぜひ西安に、西安交通大学に気軽に遊びに来てください」と、心強い誘いの言葉があった

▼そこで美術新聞社では目下、『中国書法史』の刊行開始を機に同書の読者をメンバーとする組織を作り、情報収集のパイプづくりを急いで、本紙等での報道の前に最新情報を提供する「会報」の発行や、情報を追って定期的に中国各地への狠桔ツアー瓩鮗損椶垢襪覆匹離廛薀鵑鯲っている。ぜひ、お楽しみに!

(書道美術新聞 第1065号1面 2015年12月1日付)


投稿日時: 15年11月15日

 小野寺啓治さんが亡くなった。彼は私より4つ上だから、兄貴と言えば兄貴ではあるのだが、私は彼を兄貴分扱いしたことはない。まあ、いわば戦友、同期の桜という感じである

▼学習院大の大学院で美学を専攻した彼が、学生時代から打ち込んでいた「民芸」の研究から「書道」評論へ転身を志し、学習院時代の恩師の富永惣一氏に相談を持ちかけたのが昭和47年頃、彼が36歳頃のことで、その富永さんが東大の後輩の、当時東博の美術課長だった千沢麓さんに相談

▼一方、私は当時、短大で西洋哲学や美学美術史を講じながら、美術年鑑社で《新美術新聞》の創刊に関わり、新聞の守備範囲を書にも広げようと、たまたま東博の書跡室長だった堀江知彦さんに相談していた。東博の両氏の仲人で、萱原‐小野寺ラインがつながるのに、さして時間は要らなかった

▼そしてそれ以後、《新美術新聞》の大判の紙面を毎月一頁、書に割くことにして、まさに2人3脚で、《新美術新聞》は書道界に船出したのだった。これが確か、昭和48年のことである。この続きは、そう、12月27日(日)に上野精養軒で催すことになった彼の「偲ぶ会」で、いろんな方々と話す機会があるだろうと思う。

(書道美術新聞 第1064号1面 2015年11月15日付)


投稿日時: 15年11月01日

 この本は、ちょっと手応えがありそうな気がする。なにしろ、「薄いのがいい」「軽いのがいい」「安いのがいい」…

▼いや、そんなことより何より、「やさしいのがいい」「辞書を引かないで読めるのがいい」「今さら先生や先輩に訊かないで済むのがいい」…、とまあこんなノリの本にしようと思っていて、本紙でも先月来、かなりケバケバしく宣伝にこれ努めている次第。「ああ、あれか」とお気づき頂けると、嬉しいのだが…

▼ということで、本社が間もなく発売予定の『中国書法史』の7巻シリーズは、謳い文句にもあるように、まさに「読んでわかる!」「見てわかる!」「ビジュアル入門編」になるはずだが、それにしても「やさしい本」を作るのがこれほど難しいとは…。目下の偽らざる感想である

▼かつて、鍾明善先生のこの原著を今井凌雪先生と中村伸夫先生に翻訳して頂き、『書道研究』誌に連載したのはもう4半世紀以上も昔のこと。あの時は3、000人のエリート読者の皆さんに喜んで頂いたが、今回は30、000人の初学者・初心者、学生・生徒の皆さんにも喜んで頂ける本をお届けしたいと思っている。これが、小社が今回のシリーズを「ビジュアル入門編」と銘打った狙いなのだが、さて――!

(書道美術新聞 第1063号1面 2015年11月1日付)


投稿日時: 15年10月15日

 のっけから藪から棒のお願いで恐縮だが、小社編集部で▽石川蘭八、大沢松亭、小野鐘山、香川松石、篠田芥津、関雪江、高林二峰、玉木愛石、恒川宕谷、恒川鶯谷、内藤江月、成瀬大域、野崎嶽南、日高梅渓、松方海東、円山大迂、村田海石、諸井華畦、柳田正斎、吉沢義則、の20名家の顔写真を探している

▼情報をお持ちの方、ぜひ編集部までご一報を! これはご存じ、小社版『年鑑・書道/2015』巻頭の「日本近・現代書道名家殿堂」に収録した435名家のうち、まだ顔写真が載せられていない方々である。本年版では21名家が犒臠岫瓩世辰燭里世、実は最近になってさる方面から「土屋竹雨」の顔写真の提供を受け、残るところ20名家となっている。ぜひぜひ、よろしく!

▼毎年のことながらこの時期になると、『年鑑』の編集作業もいわば第4コーナーで鞭が入る段階となり、書道界や学界、業界等の関係各位には、いろいろとお願いの電話・郵便等でお騒がせすることが多く心苦しいが、何卒、36年間も毎年、律儀に取り組んで来ている小社の生命線でもある『年鑑』に免じ、どうかご協力をお願い申し上げたい。特に「自選誌上展」は、100年後への犁録遺産瓩鬚瓩兇溝膸纏につき、万々…。

(書道美術新聞 第1062号1面 2015年10月15日付)


投稿日時: 15年10月01日

 「書」が置かれた社会環境も歴史も、それを支える経済基盤も全く異なる両国であるから、その戦略、戦術が大きく違っても別に異とするには当たらないが、それにしてもここへ来て、日韓間の「書の明日」を見据えた取り組みの差が顕在化して来ているのは興味深い

▼つまり、片や明日をも念頭に置きながらも、一刻も早く国家による手厚い支援を引き出して結果を出すことを第一義に考えていると言えそうな韓国に対し、間近に迫った学習指導要領の改訂に向けて「毛筆教育の低学年化」の制度導入をめざそうとしている我が方は、同じく国家の助けを借りながら、どちらかと言えば犧瓩茲蠅皚猝斉瓠△い錣侈ね荵峺の戦略に立っていると、言えるかもしれない

▼一方、最近は大陸でも、中国政府が「小学校3年生から毛筆による臨書指導の徹底実施」という新たな取り組みをスタートさせており、この影響で中国では毛筆の原材料や技術者不足が深刻化し、近い将来日本の学生用の筆の供給に影響が出そうだとか。このようなそれぞれの取り組みが、将来的にどのような結果をもたらすものか、固唾を飲んで見守るほかはなさそうだが、こうした動きの符合が決して無意味でないことだけは、間違いないところであろう。

(書道美術新聞 第1061号1面 2015年10月1日付)


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