(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成29年(2017) 11月20日(月曜日)
  
投稿日時: 16年10月15日

 来年春の開催が「第30回展」となる「シル・わか展」について、開催要項の発表を間近に控え、何とか爛ぅ瓮船Д鶚瓩鬚抜世鬚いている。この犹亜伺三むかし瓩領鮖砲△詁れ物に、果たしてヌーボー酒をたっぷり呼び込めるかどうか

▼昨年までは一応別組織の書振連(全日本書文化振興連盟)の主催という形だったので、多少は気はラクだった、と言っては語弊もありそうだが、これからは完全な美術新聞社主催の公募展とする元年とあって、やはり何とか新味を、新機軸を加えたいと、気張らずにはいられないわけである

▼とにかく最大の狙いは、書道界への猝斉の参加者甅爐△気辰討了臆端圻瓩鯣掘し、あるいは「書道」へのハードルを下げる場、それがこれまでも、そしてこれからも、我が「シル・わか展」の基本戦略。また、そうであって初めて、美術新聞社が直接手掛ける意味もあると思うのだが、具体的な戦略となるとなかなか妙案は浮かばない

▼が、最近急ピッチで動き出している学習指導要領の次期改訂に関して、いろいろ耳寄りなニュースもお伝えしながら、これは書道界、ひょっとするとひょっとするぞ、という思いが一方にあるので、よけいに「シル・わか展」にも力が入るわけなのである。

(書道美術新聞 第1085号1面 2016年10月15日付)


投稿日時: 16年10月01日

 「字体とは文字の骨組みのこと。文字の具体的な形状を背後で支えている抽象的な概念」「字形とは字体が具現化した個々の文字の形状のこと」。文化庁の担当官氏の説明はよどみなく、明快

▼Q「じゃあ、整っていない字でも正しいと言えるのですか。漢字のテストなどで、整っているとは言い難い読みにくい字でも、誤りではないと」。A「文字の整い方は、原則として正誤の判断とは別の評価です。評価対象の字形が読みにくいとしても、その漢字の骨組みが認められるのであれば、誤りとはいえないということです」

▼Q「それなら、どのような字形で書いてもいいと。十分に整っていない字であっても、字体が読み取れさえすれば誤りではないと」。A「そうではありません。読む人を気づかって、整った読みやすい字形で書くように配慮することは大切です。正誤の判断とは別の問題だ、ということです」

▼「字体が読み取れる字であれば、どのような書き方をしてもよいと言おうとしているのではありません。整い方、丁寧さ、美しさ、巧みさなどに考慮して文字を書くことが大切な場合があることを踏まえたうえで、でも、評価や観点は正誤の判断とは別という考え方です」。想定問答を作ってみた。


投稿日時: 16年09月15日

 文科省による次期学習指導要領の改訂作業が、いよいよ本格化してきた
 
▼実は改訂作業の一部は既に昨年から動き出している。昨春、従来は教科外活動領域とされてきた小・中学校の「道徳」が正規教科へ格上げされたのがそれで、早くも昨年度から移行措置が講じられており、小学校は平成30年度、中学校でも31年度から全面実施となる

▼その他の教科については、小学校が32年度、中学校が33年度、高校が34年度以降に全面実施予定というから、まだ結構先と思いがちだが、実はそうではない。今回公表された、「国語科書写」の大改革方針を盛り込んだ「審議のまとめ」については、現在H・Pで「パブリックコメント」が募集されており(10月7日まで)、その結果を踏まえて中教審は年内にも本答申の予定

▼すると文科省はおそらく、答申内容を具体化した新指導要領を来年度中には「告示」する。もちろんそれからが、教科書の編集、検定、採択という時間の要る作業が控えているので全面実施は3年も先にならざるを得ないのだ。が、しかし「告示」後は、一部内容についてはほどなく「移行措置」が講じられるはずで、だから書道界としても、十分慎重に、適切に対応する必要があると思うのだ。

(書道美術新聞 第1083号1面 2016年9月15日付)


投稿日時: 16年09月01日

 『レジャー白書』については、2009年版から「インターネット調査」に切り換わって以降、好意的な反応をしたことはなかった気がするが、今回は賛意を表しておきたい。初めての「子供調査」についてである。ぜひ来年以降も、継続してほしい

▼もっとも、この『白書』はあくまでも「余暇活動」というコンセプトで調査をやっているので、データをそのまま鵜呑みにするのは危険が伴うとは思うが、しかし筆者はこの「書道=8・9%」という数字は使えると思う。5歳から14歳といえば、つまりは小1から中3の児童・生徒層であり、しかも回答者が本体調査にも有効回答を寄せた親という点で、回答の質は高いと思うからである

▼実際問題、この年代の子供たちが「余暇」を「書道活動」に充てるということは考えにくいとすれば、ここで得られた「8・9%」は当然、書道塾への通塾状況を示していると見ていいに違いない。そしてこの数字自体も、筆者のイメージに近い水準だからでもある

▼で、ここでは一つだけ、うろ覚えだが衝撃的データを付け加えておこう。確か40年ほど前、当時の文部省が発表した「学校外教育」だったかの調査データに、「書道塾に通っている子供」の割合は「40数%」とあったのだ!

(書道美術新聞 第1082号1面 2016年9月1日付)


投稿日時: 16年08月01日

 《千書万香》改め《千趣万香》を本日、本紙のこの号と共にお届けする運びとなった。タイトルは単に1字変えただけだが、編集部としてかなり思いを込め、将来を見据えて改革に着手したもので、いわば清水の舞台から飛び上がった(?)ような、そして今は俎上の鯉の心境である。それ故に、ここではこれ以上書かずに話題を換える

▼このところ、本紙の記事に対する読者各位からご意見、反響が増え、記者冥利に尽きると喜んでいる。特に先号の、新しく中国書法家協会の主席に就任した蘇士澍氏のインタビューと、それに関連した中国共産党中央宣伝部長氏の提言内容の報道は、かなりインパクトが大きかったようで、未だにあちこちで話題にして頂くことが多い

▼確かに、あの両記事で明らかにされた彼の国の書法界の状況と動向については、われわれとしても決して対岸の火事視して読み飛ばしていいものではない気がする。むろん、彼の国とは社会体制も違うし、教育事情も、芸術に対する方法論や目的論も異なって不思議ではないが、しかし今日、われわれも相当な難局に直面していることは事実なのだから、あの発言からわれわれが汲み取るべきことは、決して少なくないのではあるまいか。

(書道美術新聞 第1081号1面 2016年8月1日付)


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