(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成30年(2018) 4月22日(日曜日)
  
投稿日時: 09年10月01日

 秋本番を迎え、芸術界も学問の世界も大いに活気づく季節だが、今年はかの「新型インフルエンザ」との付き合い方も、想定しておいた方がいいかもしれない

 ▼たとえばお隣の韓国では、今ちょうど2年に一度の「全州書芸ビエンナーレ」が開かれている最中だが、現地では「新型」対策で大規模な会議とか講演会、パーティーの類は全て禁止されていて、重要なイベントは何も開けず、開催されているのは規制外の作品展のみだとか。関係者はアタマを抱えているらしい

 ▼国内でも、先ごろ開かれた書学書道史学会の「研究発表会」で発表者の1人が勤務校の学校閉鎖による「対外交流禁止」の措置で出席できなくなり担当部局が対応に追われたことは記憶に新しい。つい先日配布の全国大学書写書道教育学会の大会案内にも、しっかりと「新型インフルエンザによる会場大学休校の場合の対応について」という一項が付記されている。もっとも、「本学会の開催も中止せざるをえません」とはあるものの、中止になった後の対応については、「後日…」とあるのみ

 ▼ともあれ、どうやら敵は「旧型」とそれほど深刻さに差がないことが分かってきたようだから、WHOや国の対応も「普通」並みに戻してくれた方がいいのでは!?

(書道美術新聞 第923号1面 2009年10月1日付)


投稿日時: 09年09月15日

 経産省の外郭団体が毎年発表している調査報告『レジャー白書』のデータから本紙が「書道人口」をはじき出して公表するしきたりも、もう20年来のことになる

▼初めての試算は1988年のデータを基にしたもので、1320万人としたのだが、翌年から上向いて1400万人前後で安定していた。ところが1996年から一転、右肩下がりの傾向が顕著になり、それに伴って書壇の大先生方からの「ご意見」も聞こえてくるようになった。「みんなが元気をなくすような記事を、毎年毎年載せることないじゃないか!」

▼だが本紙としても、それでやめるわけにはいかないから、見出しには気を使うようになった。5、6年前に一千万人前後で横ばいが続いた時期があり、「書道人口一〇〇〇万人回復」「一〇四二万人に」「三年ぶり一〇〇〇万人割る」などと一喜一憂、そして2年前に838万人にまで落ち込んだときは数字を出さず「過去最低水準に」と書き、昨年多少持ち直すと「書道人口、四年ぶり増加」などとはしゃいだ。新聞も結構、苦労しているのである

▼ともあれ、問題はこれからだ。今後書道界は、この現実にどう立ち向かっていくべきなのか。最近はそうした大所高所からの議論も、随分と低調だ。

(書道美術新聞 第922号1面 2009年9月15日付)


投稿日時: 09年09月01日

 なにか日本人が総ヒステリー症状に陥ったような、そんな日曜日だった。この国の民主主義って、大丈夫なのだろうか――

▼別に何が何でも自民党ではないし、この辺で政治が少し変わるのも日本にとって悪くない選択と思ってはいたのだが、しかし事前の調査報道で「民主、300議席を超える勢い」とか聞かされると、「そりゃ、ちょっと行き過ぎ」、「じゃあ、ここはやめとこうか」、そんな思いで投票所に足を運んだのだった。そして、「こういうバランス感覚の浮動票が、調整機能を果たすはず」、「その辺の途上国じゃないんだから」と、信じていたのだが…

▼とにかく、「今、自民はないよね」なんていう軽すぎる乗りの投票行動を見透かされて、「朝から晩まで政権交代、政権交代と唱えれば勝てるさ」、という犧士集団瓩寮鑪に乗せられ、当分の白紙委任状を渡してしまったわけであるが、猝ち粛の難局瓩膨礁未靴討い襪海旅颪里海譴ら、果たしてどうなるのだろう

▼そうそう、あの党の政策集には、「文科省は解体して、中央教育委員会に改組」とか、「学習指導要領は大綱化」(して強制は排除しガイドライン化?)などと書いてあるらしい。そうなると、書写書道も「ひとへにかぜのまへの…」!?

(書道美術新聞 第921号1面 2009年9月1日付)


投稿日時: 09年08月01日

 沖縄・那覇市が、国の「構造改革特区」の認定を受けて小学校で低学年児童を対象に「書道」の授業を行う取り組みをスタートさせ、注目されている

▼同市立天妃小で昨秋から本格的に始まった授業では、同市に本拠を置く茅原書芸会(茅原南龍会長)がボランティアで講師を派遣し、担任教員とのいわゆるT・T(チーム・ティーチング)授業として1、2年生を対象に毛筆による基本から作品作りまでの指導を一貫して行っており、保護者にも好評で、行政側も手ごたえを感じている様子だ

▼「書道特区」の認定を受けて小学校低学年に「書道」の授業を実施する取り組みは、静岡・伊東市(平成18年から)や同じ静岡県の郡部などに前例があるが、伊東市のシステムで1年生に34時間、2年生に35時間配当している「書道」授業がすべて「生活科」の時間を割いているのに対し那覇市のシステムでは、1年生に配当の15時間は国語科書写から6時間、生活科から9時間、2年生の20時間は書写から15時間、生活科から5時間を充てている点に特色がある

▼このため、那覇市のシステムなら低学年での硬筆による書写の指導の一部を毛筆で置き換えることが可能で、今後教育関係者の間にも関心を呼びそうだ。

(書道美術新聞 第920号1面 2009年8月1日付)


投稿日時: 09年07月15日

 北京のオークションでの「八大山人、11億で落札」という見出しにはさして驚かない方も、本号の「美の広場」のリストにある、山田正平の全紙3分の1ほどの軸(水墨画)についた88万円、その次の西川寧の半切軸についた78万円には、ちょっとビックリかも?

▼しかしとにかく、わがニッポン書作品相場の低価格傾向の犢霹瓩魴鵑佑董∩蠑貍霾鵑鯆蟯的に報道してきている筆者としては、今回の「美の広場」のチャレンジには、耳目を集めておきたい。もっとも市場では、この両作家には共に根強いマニアや熱心な信奉者がいるとされるから、1発、2発では狷丹杙例瓩暴わりかねないにしても、現代書家の作品が猖弩紊豊疣誕蠕のある値段で流通することは、大いに好ましい

▼もっとも、その「美の広場」でも、上記2作品に並んで雪竹1万円、翠軒2万円などとあると、むろん個々の作品にはそれぞれ理由はあるにしても、一緒に並べてほしくないなあ、と思わずにいられない

▼そうそう、本紙の「蚤の市」に価格交渉可能な「特設市」を設けたことには大きな反響を頂いているが、「手続きが面倒臭そう」、「オークションにできないの」といったご意見が多く、目下鋭意検討を始めている。乞ご期待!

(書道美術新聞 第919号1面 2009年7月15日付)


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