(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成31年(2019) 2月20日(水曜日)
  
投稿日時: 18年03月01日

 「日本が最も、締め切りを守ってくださったし、サイズもしっかり守ってくださいました。とても感謝しています」と、主催者からお礼の言葉をいただいた

▼そして会場に一歩足を踏み入れると、どの部屋でも万丈の気を吐いていたのはわが日本作家の作品で、見応えのある本格的な国際展となっていた。さあ、そうなると、韓国側からバトンを渡された「2020年・東京」に、どうつなげるかである。「東京」と「北京」の構想を話し合う会議でも、お国柄から当然とはいえ、中国側は「北京では国家的事業として盛大に実施します」と力づよく言明していたから、相当なプレッシャーである

▼そこで美術新聞社と(一社)国際文字文化検定協会としては、これまでの経緯を踏まえて取り敢えず、2月末締め切りで東京都が東京五輪記念の文化イベント企画を募っていた「TOKYO・TOKYO・FESTIVAL!企画公募」に「現代日本の書・2020人展(日中韓代表作家展併催)」をメーンとする計画書を提出した。都では20件程度を選び、予算も出し、会場等も便宜を図りましょう、ということなので、当選すれば大朗報である。結果は祈るしかないが、内定は7月ごろには出るようだ。期待して待ちたい。

(書道美術新聞 第1117号1面 2017年3月1日付)


投稿日時: 18年02月15日

 アポロ11号のアームストロング船長流に言えば、「この四行はうっかりすると見落としそうに小さいが、日本の文字文化にとっては偉大な一歩である」と言っておきたい

▼「書くことに関する指導については、中学校国語科の書写との関連を図り、効果的に文字を書く機会を設けること」と、高校の新しい指導要領で国語の必修科目として示された指導内容。これが現実にどのような授業として実現するかは、まずは文科省による『解説書』において、次は各出版社による教科書編集の場で、そしてさらには各地の教育研究会における現場の先生方の授業研究などによって模索が続けられることになるわけだが、長い険しい道のりとなろう

▼特に重要なのは、これは中学と高校の先生方の緊密な連携が不可欠と思われることで、この「未知との遭遇」には準備期間が四年あっても、間に合うだろうかと思う。だが、こうして次代を担う日本の子供たちに、「打つ」「押す」一辺倒から「書く」への回帰を義務付けた新指導要領、オーバーでなく「世界に冠たる教育行政」と言えよう。各国から「日本モデル」として注目を浴びるものになりそうな気がする

▼今後の教育界関係各位の、このモデルに「魂を入れる」努力にエールを贈りたい。

(書道美術新聞 第1116号1面 2017年2月15日付)


投稿日時: 18年02月01日

 「大山鳴動、ネズミ1匹」とは、このことか。31日未明、配達されたばかりの読売朝刊の1面トップに、「新指導要領概要・高校…」「主権者教育を充実」という大見出しを見て目をむいた
 
▼高校用の新指導要領の原案が1月中に公表されるとは、思ってもいなかったからである。しかも記事は、「高校の新指導要領の概要が30日、判明した」という書き出しである。もしそうなら、当然本紙もこの2月1日付で大特集を組まねばならず、「1日しかないーどうする?!」と、血圧が上がった?わけである

▼ところが、一緒に届いた朝日にも毎日にも、同類の記事は影も形もないではないか。だが、読売の1面にはご丁寧に「新指導要領の要旨4面」とある。早速、四面を見るが、そこには政治絡みの記事があるばかり。よくよく目を凝らしたら、あった。紙面の隅に手の平より小さい囲み記事があり、「高校新指導要領の要旨」と小さな見出しが付いている。しかし、全く無内容な記事だ

▼で、読売の記事を改めてよくみると、末尾に「政治部・某」とある。ここで漸く気づいた。「そうか、政治部氏は犲膰⊆垓軌蕁牒瓩鮟颪海Δ函∋愼獲徇里鮖ち出したのか!」。ことほど左様に、今は本紙も臨戦態勢で待ち構えている。

(書道美術新聞 第1115号1面 2017年2月1日付)


投稿日時: 18年01月15日

 「自分らしく生きるため、父親の反対を押し切り、我が道を歩き始めた。あれから43年。北の大地が安住の地となり、自分らしく歩いている」とは、「道」という一字作品に添えられた作者のコメントだ

▼「いい家族で、幸せだったよ」と筆写された作品には、「57年、連れ添った主人の言葉を書きました」とのコメントが添えられていたという。これらは、本号付録の《千趣万香》の誌上ブログ欄の「全国はがき筆文字展」事務局長の、沖縄・宮古島の池田海真さんの一文からの抜粋である

▼筆文字離れが進んでいることを憂い、筆文字文化を伝え残すことを目的にスタートした同展は昨秋、第1回展を宮古島で開催したのだが、ハガキサイズの用紙に筆文字であれば、紙質や墨色など一切問わないという決まりで、そして作者にはもうひとつ、「書いた語句への思い」(コメント)の短文の添付をもとめ、作品と合わせて展示するという、ユニークな仕掛けがしてある。前記のコメントは、その一例なのである

▼「作者の言葉の深さ、重さに驚かされる。まさに、言葉と筆のコラボだと思う」という池田さんの感想に同感だ。この「筆文字展」は、3月18日からの「シル・わか展」に、「東京展」として併催の予定となっている。

(書道美術新聞 第1114号1面 2017年1月15日付)


投稿日時: 18年01月01日

 「東京オリンピックにおける書道イベントは、どんな計画になりますか」「平昌記念展の開幕に先立ち、次官が直接、犲´瓩覆詁本と中国の計画を聞かせて頂く機会を設けたく」「2月2日に、ソウルへお来しください」と、矢の催促、爐呼び出し瓩任△

▼確かに、韓国側が今年の「三国代表作家展」の計画と共に打ち出した「東アジア筆墨共同体」なる構想は、「書で平和を」「書で平和に」という高邁な理想を掲げて協力し合おうというのであるから、異を唱えるわが書道人などいるはずもなく、今回のソウルでの「三国展」は、2年後の東京での記念展、4年後の北京での記念展と、いわば3点セットでスタートしたものと言っていい

▼とすればこれは、紛れもなく全書壇・オールニッポン書道界が一致協力して臨むのでなければ、出来ることではないし、やったとしても意味のないことになりかねない。従って、この「2020人展」構想も「全世界の文字/1字1語展」構想も、単なるアイデア、単なるタタキ台にすぎないことを確認しておきたい

▼ただ、はっきりしていることは、この場になって「東京では何も」とは口が裂けても言えない雰囲気だし、持ち時間はわずか2年しかないということである。さて――。

(書道美術新聞 第1113号1面 2018年1月1日付)


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