風信帖(966)

 11年08月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 「国際書画芸術発展論壇」なる国際組織が呱々の声をあげた。これは、多少関わっているということを抜きにしても、画期的なことといっていいと思う。少なくとも、前例がないという意味だけでも――

▼斯界には現在も、多くの国際交流組織や、積極的に海外交流に取り組んでいる団体が存在するが、しかしそれらは基本的に作家による作家のための、つまりは創作活動に資する交流が狙いであり、理論研究の交流を主目的にした国際組織というのは、過去にもちょっと思い当たらない。もちろん学術交流や、理論研究成果の交流機会自体は毎年各国各地で何度も持たれてはいるが、いずれもスポット的なものであって、専門組織・機関による常設的な機会ではない

▼加えて、今回の組織立ち上げの立役者が“同業”の「中国書画報」の何東社長であることも我が意を得たりで、その辺にも大いに期待したいものがある。何しろ彼はまだ40代なのだが、天津美術学院の新聞部的な存在の同社を10年足らずで週2回、毎号10万部を発行するトップブランドに育て、その余力をかって近年は各地で展覧会等のサポートにも積極的に乗り出しており、そして今回の「論壇」という流れであるから、期待するなという方が無理?!

(書道美術新聞 第966号1面 2011年8月1日付)




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