風信帖(1094)

 17年03月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 文化庁の文化財部伝統文化課文化財国際協力室という部署から最近出された「報道発表」という文書が、関係者を大いに勢いづかせている

▼その文書には、こうあったのだ。「茶道や華道、書道、和装、盆栽などの生活文化にかかる案件については、これまで(無形文化遺産登録の)明確な対象としてこなかったが、条約の運用がなされていく中で『無形文化遺産』に関する定義の広がりも見受けられる。そのため今後は、文化財保護法上の文化財等に加えて、これらの案件についても、我が国の文化の中で共有され受け継がれてきた無形文化遺産として位置づけるための調査研究を行い、提案対象とすることを検討すべきである」

▼そう、目下書道界挙げて運動を推進している「日本の書道文化」のユネスコ登録には、実は「国内で保護措置が講じられている」「国内の無形文化遺産の目録に含まれている」などの条件が付けられており、狎験菠顕臭瓩痢崕馥察廚呂海譴鬚匹Εリアするかに、関係者らは知恵を絞ってきたのだった

▼で、これまでは文化財保護法ではないが、「文化芸術振興基本法」の対象ということを根拠にしようとしてきたのだが、文化庁が腰を上げてくれたので、そうしたモヤモヤが一気に晴れそうなのだ。

(書道美術新聞 第1094号1面 2017年3月1日付)




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