コラム−問われる“新しい視点”−宮澤正明

 09年02月01日 | カテゴリ: 記事関連

『明解・書写教育』、4月発売へ

【宮澤正明・全国大学書写書道教育学会理事長の話】
 伝統文化の重視や、情報機器の発達によって手書き文字の有用性が問われるなど、めまぐるしく変化する社会情勢の中で、学校教育や書写・書道教育界に求められるものも刻々と変化しています。
 書写・書道教育界はむしろ、これらの動きの牽引的役割を果たさなくてはならないと考えます。
 
 現行の平成10年度版の学習指導要領に準拠した小・中学校国語科における「言語事項」は、平成20年3月に公示された新学習指導要領では「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」と改められ、「書写」はここに位置づけられることになりました。
 
 また、新学習指導要領における「書写」では、「毛筆」の具体的な指導内容が示されるとともに、書写指導の目的がさらに明確になるなど、これまで以上に具体的な記述が見られることが特徴となっています。
 このことは、教員志望の学生だけに留まらず、幅広く書写・書道教育に携わる関係者にはすべて、新しい書写・書道教育観や書写指導の視点を持つよう求められることを意味すると思います。
 
 本学会が、この新学習指導要領の告示を受けて、時期を逸することなく従来版の『新編・書写指導』テキストの全面改訂に踏み切り、新年度からの使用を目指していることの意義は、決して小さくないと信じます。


(書道美術新聞 第908号1面 2009年2月1日付)



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