風信帖(1063)

 15年11月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 この本は、ちょっと手応えがありそうな気がする。なにしろ、「薄いのがいい」「軽いのがいい」「安いのがいい」…

▼いや、そんなことより何より、「やさしいのがいい」「辞書を引かないで読めるのがいい」「今さら先生や先輩に訊かないで済むのがいい」…、とまあこんなノリの本にしようと思っていて、本紙でも先月来、かなりケバケバしく宣伝にこれ努めている次第。「ああ、あれか」とお気づき頂けると、嬉しいのだが…

▼ということで、本社が間もなく発売予定の『中国書法史』の7巻シリーズは、謳い文句にもあるように、まさに「読んでわかる!」「見てわかる!」「ビジュアル入門編」になるはずだが、それにしても「やさしい本」を作るのがこれほど難しいとは…。目下の偽らざる感想である

▼かつて、鍾明善先生のこの原著を今井凌雪先生と中村伸夫先生に翻訳して頂き、『書道研究』誌に連載したのはもう4半世紀以上も昔のこと。あの時は3、000人のエリート読者の皆さんに喜んで頂いたが、今回は30、000人の初学者・初心者、学生・生徒の皆さんにも喜んで頂ける本をお届けしたいと思っている。これが、小社が今回のシリーズを「ビジュアル入門編」と銘打った狙いなのだが、さて――!

(書道美術新聞 第1063号1面 2015年11月1日付)




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