風信帖(1057)

 15年07月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 これはやはり、「李下の冠、瓜田の履」を思い起こさせる一事というのが、多くの書界人士共通の受け止め方ではなかったか。7月の初め、書界では、この話で持ち切りだった

▼何事かと言うと、まず7月1日付の読売新聞にある広告が載ったのである。「改組新・第二回日展/公募」と大活字で書いてあるだけの(問い合わせ先は明記されているが…)、しかし5段2分の1という大広告である。広告料はたぶん、各紙とも500万円は下らないはずである

▼もっとも読売を見た人の多くは、その段階ではさほど驚かなかったらしい。「ほー」、「珍しいことを始めたな」程度の感想だっただろう。ところがその2日後、朝日に同じ広告が載ったのを見て、「ほー」は「えーっ」に変わったのである。そしてここに至って多くの関係者が一致した感想はやはり、「魚心あれば、水心かねえ…」、「でも、これはちょっとねえ…」

▼そして小社の出番。早速日展に取材の電話を掛けた。その結果判明した事実は、々告は全国の各紙に出したわけではなく、単に読売と朝日のみ∨萋にも出してない3催広告はこれまでも出してきたが、「公募」の新聞広告は初めて、ということであった。ここでは、事実関係のみご報告しておく。

(書道美術新聞 第1057号1面 2015年7月15日付)




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