風信帖(1034)

 14年07月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 弊社も、毎年かなりの規模の新聞広告の出稿を受けていた立場上、道義的責任を免れないのは、いうまでもない。全日展書法会による、公募展での「知事賞不詳事」のこと

▼応募作品の実数が600点だったというのは正直、寝耳に水であったが、仮に公称の2,000点弱が正しかったとしても、47都道府県の全てで毎年々々犲賞基準数瓠奮藤隠暗整幣紊箸い説明だった)を確保出来ているとは、誰も信じてはいなかったのではあるまいか

▼つまり、何らかの便法や操作が行われていることは、暗黙の了解事項だったに違いないのだが、とはいえ会長が代作して出品し、それに授賞していたとは、ちょっと虚を突かれた思いだった。そこにあるのはやはり、「書道界の常識は、世間の非常識」とよく言われる、あの馴れ合い構造に外なるまい

▼とはいえ、この問題で各県の知事さんや担当のお役人が、さも心外といった風情で厳しい発言をしているのには、少々違和感も禁じえない。ご自分の県でこうした公募展にどの程度応募者がいるものか、当然先刻ご承知のはずだからである。なのに敢えて目をつぶってきたとすれば、つまりこの出来レースには連帯責任、共同責任を指摘されても仕方ないだろうと思うのだ。

(書道美術新聞 第1034号1面 2014年7月15日付)




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