風信帖(1013)

 13年08月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 読者各位にどの程度関心をお持ち頂いているかは、分からないのだが(というか、大概は素通りして頂いているのだろうとは思うが)、昨夏から始めた「半島書芸史」の連載講座も、はや1年あまり、回数も30回近くになった

▼近頃、スポーツ選手が試合後のインタビューでやたらと「楽しめた」「楽しんだ」を連発するのにはいささか辟易しているのだが、この連載は筆者としては実のところ、結構「楽しみながら」続けている

▼楽しみながらとはいえ、筆者の「本気度」にはそれなりのものがあるので、あの程度のことを書くのにも、資料集めや計測データ、事実関係の確認には苦労している。その点については、ぜひとも今後彼の半島の地の関係方面の人々と、この分野の「歴史」研究の方法論をすり合わせる機会が持てたらと思っている。われながら随分と奥歯にものの挟まったような物言いとなっているが、その辺はどうか、ご賢察あれ!

▼今年に入って、講座のタイトルにさりげなく「大陸から列島へ、書の掛橋を探る」と副題を付けたが、お気づき頂いているだろうか。この問題意識こそ、わが列島の書道関係者、学界関係者の共有のものにしていきたいというのが、「講座亭主」のささやかな悲願である。

(書道美術新聞 第1013号1面 2013年8月15日付)




kayahara.com : 萱原書房・美術新聞社のサイトにて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://kayahara.com

このニュース記事が掲載されているURL:
http://kayahara.com/modules/column/index.php?page=article&storyid=128