風信帖(986)

 12年06月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 「臨書こそ学書の原点。千字文もいいが、臨書についても啓蒙せにゃならん」という手島右卿先生の爐劼箸蠍性瓩法即座に「やります、応援してください」と応じたのが、先代?の「現代臨書範」の始まりだった。1984年の夏、鎌倉の先生のご自宅でのことであった

▼実は本紙はその前年、篆書梅舒適、隷書青山杉雨、楷書上条信山、行書殿村藍田、草書村上三島という絢爛豪華な「五体千字文」の連載をスタートさせていた。こちらは、青山先生の単独企画といってもいいものだったから、「千字文もいいが」の言葉に手島先生のそれなりの思いを感じ取ったのは、もちろんである

▼「オレは孔子廟堂をやるから、九成宮なら金子だろう、宇野には雁塔でいいんじゃないか」と、あっという間に企画が固まった。「では、題額は先生ですね」「ああ、わかった!、明日、目黒に持って行かしとくから」。「目黒」とは、当時の書道専門学校のことである

▼あれからもう30年近い年月が過ぎ、新聞の部数は当時の半分にまで痩せ細っている。「何とかこの辺で立て直さなくては」、「臨書こそ学書の原点、この線で何か考えてみようよ」、…。話は思わぬ方向に発展し、今、新たな猯彌餠ソ饋景広瓩生まれようとしているわけである?!

(書道美術新聞 第986号1面 2012年6月15日付)




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