(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 令和年9月21日(火曜日)
≪風信帖≫
萱原(かやはら)晋のコラム(風信帖/癸隠隠牽掘
投稿日時: 21年04月15日

「現代名家の臨書書法」連載スタート

 「臨書」という語の狃藹亅瓩賄眤製ヾ愀犬諒幻イ箸い説があるが、真偽のほどは定かではない。だが、初唐にこの語が見られるということは、大きな手掛かりだろう▼本紙の新企画、「現代名家の臨書書法」がスタートした。「開幕投手」の人選は、即決で決まった。ちょうど、成田山で新井氏の回顧展が開かれていて、氏の「折帖臨書二百冊」が公開中であることも決め手になった。近代の名家・大家の中にも、折帖の臨書を残した人はいくらもいるが、200冊、それも定年後の10年でという例は、寡聞にして他には聞かない▼ではなぜ、それほどまでに新井光風は「折帖臨書」にこだわったのか。その答えを金田石城がインタビューの中でつぶさに聞き出していて、貴重な「肉声」となっている。まず、折帖は「紙幅が狭い」という。つまり、折帖は文字を書く用具用材としては問題ないとしても、余白など空間的な面を考えると難がある、ということなのだろう。それなのに、なぜ折帖なのか? それは、「折帖は途中で捨てるわけにいかない」「だから格段に真剣になれる」からだという。これは傾聴すべき言葉だと思う▼そして臨書は、「終われば自分には、二度と開く必要はない」とも。実に明快だ。


印刷用ページ 

キーワード検索
《書統》閲覧室
202110.jpg
楽しく書道を学ぶ雑誌
表紙をクリックすると、10月号の成績表をご覧いただけます。本文は9月末から掲載します。
全国有名筆墨業者一覧

◎埼玉

◎東京

◎滋賀

◎京都

◎大阪

◎奈良

◎広島

◎沖縄

▽関連するキーワードで検索する
[お問い合わせ] Tel 03-3410-8101(代表) Fax 03-6413-8373(代表)
株式会社 萱原書房/美術新聞社  〒154-0004 東京都世田谷区太子堂2-7-2 リング・リングビルA棟4F[アクセスを表示]
Copyright (c) 1999- KAYAHARA PUBLISHING INC.,JAPAN All right reserved.