(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成30年(2018) 7月16日(月曜日)
  

鴨緑江支流の河原で
3例目の高句麗碑
洗練の隷書、好太王碑と合致



 中国の吉林省集安市でこのほど、朝鮮半島三国時代高句麗の石碑が新たに出土し、中国と韓国の関係各界で大きな話題となっている。
 
 このニュースは、今年1月4日に発行された『中国文物報』(北京)所載の記事を情報源に1月15、16の両日、韓国各紙が一斉に報じたもので、発見場所は名高い好太王(広開土王)碑のある、「高句麗前期の都城と古墳」として世界文化遺産に登録されている一帯の南西部、好太王碑からは約10キロメートル離れた、鴨緑江に注ぐ麻線河の河原という。
 
 高句麗の石碑はこれまで、好太王碑と半島中部、韓国忠清北道忠州市にある「中原高句麗碑」が知られていたに過ぎず、第3の高句麗碑の出現は半島・列島の書道史研究にも大きな影響をもたらしそうだ。


 美術新聞社/萱原書房はお蔭さまで、本紙の本号を第1,000号として発行させて頂くことができました。これもひとえに、読者各位、書道界、関係各界の各位の変わらぬご支援、ご鞭撻の賜物と、深く感謝申し上げます。この大きな節目を機に紙上では、来し方を省み初心に帰る主旨で、「1000号の歩み」の連載を始めさせて頂きました。また本年は、弊社が昭和53年(1978)11月に会社設立致しましてから満35年の節目に当たります。この佳節も合わせて本紙では本号より、「35周年・1000号祝賀名刺広告/ロングラン1000」企画をスタートさせて頂きました。弊社の書道出版事業の今後にさらなる力をお与え頂きたく、ご協力賜りますようお願い申し上げます。【萱原 晋】

(書道美術新聞 第1000号1面 2013年2月1日付)


掲載日: 13年01月15日

本紙独立
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ブログペーパー機能、維持


 美術新聞社/萱原書房はこのほど、過去2年間、不定期刊行を続けながら本紙を新時代へ向けて補完する新構想媒体としての可能性を追求してきた《千書万香》について、いよいよ今春から内容の強化を図って通年発行(1、8月を除く毎月刊)に踏み切る方針を固めた。
 
 具体的には、本紙の「独立別冊付録」としての位置づけや、根強い支持を受けている「ブログペーパー」機能などはそのまま維持しつつ、新たに魅力的な「プラスα」企画を盛り込んで本格刊行に取り組むことにしたもので、この「プラスα」企画について本社では「書論キャッシュ」の仮称を与え、これからの時代の書文化・書芸術の一層の振興発展に寄与出来るメディアをめざして準備を進めている。 


掲載日: 13年01月01日

特別展 書聖・王羲之
22日、東博で開幕へ
名品網羅 初の本格“王羲之展”実現


 特別展「書聖・王羲之」が1月22日、東京・上野の東京国立博物館で開幕する(3月3日まで)。
 
 同展は、日中国交正常化40周年を記念して毎日新聞社・NHKなどが主催するもので、特に米国・プリンストン大付属美術館蔵の「行穣帖」が10年ぶりに日本で見られるほか、日本に伝わった名宝「喪乱帖」、「孔侍中帖」、また昭和40年代に国内で手鑑中から発見された「妹至帖」等の搨摸本(とうもほん=双鉤填墨本)の名品をはじめ、複数の「蘭亭序」刻本や、王羲之関連の作品、法帖等が合わせて約160件出品されることになっている。
 
 国内ではこれまでに、「蘭亭序」などの特集展示は前例もなくないが、こうした本格的な「王羲之展」は初めてとなる。


光村が、大きく伸びる
各社シェア
4社牴0貔畛代に


 全国の国公私立の高等学校で、改訂された新学習指導要領の実施(学年進行で3年で実施)がいよいよ来春4月の新学期から始まるのを前に進められていた4社による「書道機弑飢塀顱並茖嘘愬用)の犧梁鮠戦瓩終わり、各社教科書のシェア(獲得部数)がほぼ明らかになった。
 
 美術新聞社の取材によると、今回の商戦で台風の目となりめざましく部数を伸ばしたのは光村図書出版の『書写機戮如一方従来35%前後のトップシェアを誇ってきた教育図書は大きく後退して、明暗を分けた結果となっている。


掲載日: 12年12月15日



 文科省は11月30日、今年の日本芸術院の会員候補選挙の結果を発表した。

 それによると、書分科では井茂圭洞氏(76・一東書道会会長)の歴代16人目の会員就任が決まった。


掲載日: 12年12月01日

 “苦難”乗り越え実現
ホーチミンで
各国・地域、一丸の結束


 第28回国際蘭亭筆会書法展・ベトナムホーチミン展が11月24日から30日まで、ホーチミン市2区の奇龍美術館(李克柔館長)で開催された。
 
 今回展の参加は日本、韓国、台湾と地元ベトナムの4カ国・地域で、最近の東アジアをめぐる国際情勢緊迫のあおりで、参加準備を進めていた中国などが作品搬入を見送ったこともあり、現地持ち込み作品は日本74点、韓国73点、台湾75点の計222点。
 
 これにベトナム・ホーチミン書法会からの29点の友情出品があり、合わせて総点数251点による開催となった。(2面に関連記事)


掲載日: 12年11月15日

 今年度版『レジャー白書』から
“ネット調査”依然不安定
“健康志向の人”「書道」にお金?


 日本生産性本部はこのほど、今年度版の『2012/レジャー白書』(第36号)を発表した。
 
 同白書の調査データは、本社が長年にわたり毎年「書道人口」の推移をはじき出すのに用いてきたものだが、同本部が一昨年以降調査手法を「質問留置法」から「インターネット調査」に変更したことでデータの連続性が失われ、また得られているデータ自体の信頼性にも疑問符がついたことで、この2年間は「書道人口」の報道も見合わせてきた。
 
 本社としては、3年分のデータがあれば「ネット調査」の猜从甲有瓩分かり、独自に従来データとの連続性を確保する計画を練ってきたが、本年版でもデータの変動幅が大き過ぎるきらいがあり、当面はそうした企ても断念するほかなさそうだ。


掲載日: 12年11月01日

搬入1万点を維持
大臣賞に今村桂山氏
調和体入選率、再び6%台


 第44回日展が11月2日、東京・六本木の国立新美術館で開幕した(12月9日まで)。
 
 今年の同展五科(書)の搬入点数は10、385点(前年比39点増)、これに対する入選数は前年比7点増の974点で、入選率は9・37%と、ほぼ前年と同水準となった。
 
 これらの入選作に対する審査の結果、別項の10名の特選受賞者が決まったほか、役員・会員作家作品対象の特別賞選考では、最高賞の「文科大臣賞」(評議員対象)に漢字部門の今村桂山、「会員賞」(会員対象)には同じく漢字部門の中村伸夫がそれぞれ決まった。(本紙2、4、5面に関連記事)


【審査総評】五科審査主任・新井光風

 伝統と歴史と、その質の高さを誇る日展第五科・書。応募点数は今年も、1万点を超えた。入選作品が1割にも満たない厳選の状況は、今年も続いている。

 入選作品の選出に当たっては、わが国の書の美を代表する日展という舞台にふさわしい、書の本質的内容を内蔵した「いい作品を選ぶ」という心構えで臨んだ。古典によって基盤を築き、古典を乗り越えて新風を吹き込み、自らの道を切り開いた意欲的な作、書の根源的な線そのものの比重を高め、書の本質を追求する作など、確かな方向性を示す作品は評価されている。

 調和体作品は歴史が浅く種々の問題も含んではいるが、線を尊重する本来的な姿勢のきざしが見え始めてきたように感じる。また、師風追従形の作品は次第に少なくなってきた感があり、進歩の1つと受け止めている。総体的にみて、種々の面で期待が持てる今年の五科だと思う。


(書道美術新聞 第994号1面 2012年11月1日付)


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