(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成30年(2018) 9月21日(金曜日)
  
掲載日: 13年11月01日

「大臣賞」選考を中止
“不正審査”
報道受けテープカットも行わず



 第45回日展が11月1日、東京・六本木の国立新美術館で開幕した(12月8日まで)。
 
 今年の同展五科(書)の搬入点数は10、229点(前年比156点減)、これに対する入選数は前年と同数の974点で、入選率は9・53%と対前年比では僅かにアップした。
 
 これらの入選作に対する審査の結果、別項の10名の特選受賞者が決まった。
 
 なお、開幕直前に明るみに出た五科をめぐる“不正審査”報道を受けて、日展事務局は開幕前日に発表する恒例の各科の評議員・会員作家対象の特別賞(大臣賞、会員賞)の選考を全科で中止し、開幕日のテープカットも行わなかった。
 
 また、これを受けて五科の最高指導者の古谷蒼韻・日展顧問の辞任が伝えられ、会場からも作品が取り外される異例の事態となっている。(本紙2、4、5面に関連記事)


掲載日: 13年11月01日

書道界7人目の栄誉


 政府は10月25日、25年度の文化勲章受章者と文化功労者を決め、発表した。
 
 
 それによると、今年の文化勲章受章者は映画の高倉健氏(82)や日本文学・比較文学の中西進氏(84)ら5名、文化功労者は中国思想史・中国氏・国際貢献の吉川忠夫氏(76)ら15名で、書道界からも「かなと漢字が互いの美を保った、作品として気品のある独自の書風を展開、日本を代表するかな書家の一人として多年にわたり優れた作品を発表し、関係団体の要職を務めるなど斯界の発展向上に尽力、我が国書道界に多大な貢献をした」との授章理由で高木聖鶴氏(90)が文化勲章に決まった。
 
 
 文化勲章の親授式は、11月3日に皇居で行われる。
 
 
 書道界からの文化勲章受章者としては、昭和60年の西川寧、平成2年の金子鴎亭、同4年の青山杉雨、同10年の村上三島、同12年の杉岡華邨、同16年の小林斗■の各氏に次ぎ、9年ぶり7人目。(続き 受章者簡歴)


掲載日: 13年10月15日

重機による採掘
「硯作り」の原点、見失わず



 大震災から2年半。
 
 暫くぶりに訪ねた「硯の町」宮城・石巻市の雄勝では、壊滅的被害を受けた市街の中心部に最後まで無残な姿をさらしていた「雄勝硯伝統産業会館」の解体撤去作業も漸く終わって、本当に何もなくなった殺伐とした犢野瓩広がっていた。
 
 しかし、その街の一角で最後に取り壊し工事が始まった旧狡役場疝詐〜躪膸拿蠅遼気蕕坊つプレハブ長屋に仮の本拠を置く雄勝硯生産販売協同組合では、市が進める「町」の復興計画に合わせて硯事業再生の方途を探りつつ、修理で再利用が可能となった僅かな装置や工具類を駆使して、細々とながらも全国から寄せられる支援の注文に応えるため、硯や食器、工芸品類の製造が緒に着き始めていた。
 
 焦眉の急の組合の立て直しと硯事業の再建に奔走する組合理事長、澤村文雄・澤村製硯社長に、その現状や、今後の見通しなどを聞いた。(編集部)

(続き 雄勝硯組合・澤村文雄理事長にきく)


文科省が新方針「書道」消滅の危機も
「改革」迫られる国立大・教員養成学部



 本紙の姉妹誌《千書万香》13号の「誌上ブログ」欄に載った故鶴田一雄・新潟大教授の「国立大学の教員養成学部の動向について」と題する記事が、「鶴田先生の遺言だ」と、波紋を呼んでいる。
 
 同記事は、鶴田氏本人から最終締め切り日を一日過ぎた8月23日に、「国立大学の教員養成学部から書道がなくなるのではとの危機感から文章を書きました。間に合えば採用して下さい」と、FAXで送られてきたもので、編集部では内容の重要性からむろん、直ちに掲載を決め作業を開始して9月1日付で同号は発行の運びとなったのだが、それから間もない9月19日に氏の訃報に接したことは、日刊紙等でも報じられた通りである。
 そして、氏はご自身が胃がんであることをご存じだったと聞くから、まさに「遺言」というべきものと思わずにいられない。 

 そこで本紙では、この問題に関する認識を書道界共有のものとすべく、ここに氏のご寄稿記事を再掲するとともに、兵庫教育大の小竹光夫教授と、佐賀大の竹之内裕章名誉教授にも「コメント」の形でご参加願い、「緊急紙上シンポ」と銘打ってみた。
 このほかにも多くの専門家にコメントを頂いているので、次号以降の記事に反映したい。
 
 読者各位も、ぜひご意見をお寄せ頂きたい。(本紙2面に関連記事)


掲載日: 13年09月15日

“参加人口”は大幅減
レジャー白書のデータから
ネット調査修正試算値


 日本生産性本部はこのほど、本年度版の『2013/レジャー白書』(第37号)を発表した。(本紙3面に関連記事)


掲載日: 13年08月15日

「大賞」に足立光嶽氏
搬入は24年ぶりの水準
記念展「和様の書」併催


 第30回読売書法展・東京展が今年も8月23日、東京・六本木の国立新美術館と池袋のサンシャインシティ文化会館で開幕する(9月1日まで)。

 記念展となった今年の同展は、東博で開催中の特別展「和様の書」の併催や、特別昇格の実施などを行ったが、今回の一般公募(会友含む)の搬入点数は四部門合わせて19、390点(昨年比957点減)と、平成11年のピーク時からは約8、000点減。

 24年ぶりに2万点の大台を割る結果となり、昨年に引き続き漢字、かな、篆刻、調和体の各部門で前年を下回った。

 授賞面では、同展最高賞(理事作品対象)の読売大賞に漢字の足立光嶽が決まったのをはじめ、各賞に受賞者がそれぞれ決まった。(3〜5面に関連記事)


掲載日: 13年08月01日

全書連、書振連など12団体
書写・書道教育強化充実めざし



 書壇組織の全日本書道連盟、全国書美術振興会や、学校・大学の書写書道教育研究関係各組織、また毎日、読売、産経の公募展団体や、全国書塾団体の全日本書文化振興連盟(書振連)など関係12組織・団体等がこのほど、文科大臣と中教審会長宛に「書写・書道教育に関する要望書」を連名で提出した。


掲載日: 13年08月01日

2000人参加して大会
韓国・全国漢字教育推進総連合会
漢字文化圏犹形統一瓩覆苗鶺


 


掲載日: 13年07月15日

大臣賞に船本芳雲氏
搬入は3万1千点確保
節目展で各賞10%増枠



 第65回毎日書道展・東京展が7月10日、東京・六本木の国立新美術館で開幕した(8月4日まで)。

 今年の同展の公募搬入点数は前年比255点減の31、052点となり、8年連続で3万点を超えた。

 授賞面では、同展最高賞の文部科学大臣賞に近代詩文書の船本芳雲が決まったほか、各賞もそれぞれ別項の通り決まった。

 また、今年も記念の特別展示「手島右卿の書芸術―その世界性」展が、会期中、同じ国立新美術館で併催されている。

 同展の併催特別展示は、今回が7回目となる。(本紙2〜5面に関連記事)


掲載日: 13年07月01日

中国狃駛ゞ軌薛疊緩楸化 小3から
「楷書古典」臨書を必修化
「化度寺碑」など例示


 中国で今年4月から小・中学校用の新しい「書法教育指導要綱」が実施され、全国の小学校で3年生から唐宋名家の楷書古典の臨書学習が必修化された。

 高学年ではさらに古典の鑑賞を通して篆・隷・楷・行・草の字体に対する理解や美的感覚を養う指導も指示、中学以上では行書や隷書の臨書学習も推奨するなど、従来はご多分に漏れず犒然鴫臭瓩叫ばれてきた「書法教育」を抜本強化した内容で、同時に教員には学校単位で指導力の改善努力も課している。

 この動きは中国が半世紀以上にわたり堅持してきた「簡体字政策」の見直しに着手したものと見ることが出来、今後の動向が注目される。


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