『明解・書写教育』4月発売へ

掲載日: 09年02月01日 | カテゴリ: 書道美術新聞【1面】

本書のイメージ
『新編・書写指導』後継
新要領に準拠
書写書道学会編・萱原書房版

 全国大学書写書道教育学会(宮澤正明理事長)はこのほど、昨年3月の小・中学校用新学習指導要領の告示を受けて準備を進めてきた、教員養成系大学・学部向けのテキスト『新編・書写指導』の全面改訂版を、『明解・書写教育』(仮称)と題してこの新年度新学期からの使用に合わせる形で、従来と同じく萱原書房から上梓する方針を固めた。
 
 同学会ではまた、同テキストの改訂版とは別に、学会が20余年の活動を通して蓄積してきた知見や指導理論、指導実践の成果を網羅した本格的な理論書を編むことも検討しており、実現すれば書写・書道教育界は、今回の新テキストと合わせて、実践と理論の両面で、かつてない強力な狒備瓩鮴阿┐襪海箸砲覆蠅修Δ澄
 
 
 昭和60年に、全国大学書道学会から教育プロパーの部門が分離独立する形で創設された同学会では、当初から書写・書道教育の理論と実践の両面の研究の深化、活性化と教員養成現場に対する直接的な寄与を目指して活動を展開し、平成2年には教員養成系大学・学部の学生向けテキストとして『書写指導・小学校編』、「同・中学校編」(萱原書房版)の二冊を同時刊行。
 
 同テキストは学校教育現場だけでなく、書塾など社会教育現場からも大きな支持を得て、斯界に多大な貢献をしてきたことはよく知られている。
 
 
 その後も引き続き学会では、理論・実践面の研究成果を踏まえつつ教育界の動向や社会的なニーズにも対応して同テキストの改訂を重ね、現在では小・中学校編を1冊にまとめた『新編・書写指導』として、大学を巣立つ教員免許取得者の資質向上や、書写書道教育現場の指導力向上に寄与している。
 
 
 このテキストの初版刊行からほぼ20年が経過した今、新学習指導要領の告示を受けて同テキストの全面改訂に踏み切り、しかも移行措置が始まるこの4月の新年度入りに間に合わせる形で上梓の見通しとなったことは、その組織・システムのパフォーマンスの高さが、大いに評価されていいだろう。
 
 
 新テキストは、現行の『新編・書写指導』と同じB5判で、頁数的には多少コンパクトな、150頁を下回る規模となる見通し。
 
 別項の目次に見る通り、―饉牟軌蕕遼楴 ⊆業方法論 書写指導の内容 そ饉婿愼海防要な資料、などに分けて章立てされており、編集にもキメ細かい工夫が盛り込まれ、「とにかく新版は従来版の反省点を十分検討して、指導のしやすさ、理解のしやすさを目指す」(関係者)としている。
 
 特に、新たに加わる書写指導の内容に関連する項目を含め、すべての項目を見開き2頁または4頁にまとめ、2色刷りを採用するなどビジュアル化も図る点は、現場で歓迎されそうだ。
 
 
 新テキストの配本開始は4月初旬の予定で、現在同学会「新テキスト編集委員会」の委員らの手で鋭意執筆・編集作業が進められている。
 
 
 問い合わせ等は、〒150−0031東京都渋谷区桜丘町29−35 TEL03−3462−5251の萱原書房へ。



(書道美術新聞 第908号1面 2009年2月1日付)



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