近現代書道“名作総覧”「第1次名簿」発表

掲載日: 08年10月15日 | カテゴリ: 書道美術新聞【1面】

近現代書道“名作総覧”
「第1次名簿」発表

広く“意見・提案”募る
戦前・戦後の2編
「平成編」は現代作家にも照明


 美術新聞社/萱原書房が30周年記念事業として進めている『日本近現代書道―名家名作・重要作品―総覧』(仮称)の、第1巻「明治・大正・昭和戦前編」と、第2巻「昭和戦後編」の収録予定「名家」「重要作家」の“第1次名簿”が固まった。
 本書の収録作家の選定については、「作家の人選こそ最大のポイント」(関係者)とする共通認識のもとに目下、田宮文平、小野寺啓治両氏の全面的な助言を受けつつ萱原晋本社主幹と本社編集部の手で作業が急ピッチで進められているもの。今回“第一次名簿”として発表に踏み切ることにしたのは、「できるだけ現書壇・書道関係各界の認識ともすり合わせして、100年後までも“近現代書道の基軸資料集”としての生命力を持たせたい」(同)とする本社の編集方針による。


 これまでの作業でほぼ固まりつつあるのは、企画検討段階での“イメージ”として確認されている「明治以降の近現代の名家・巨匠・代表作家を少なくとも200名規模、上限300名程度の規模で網羅し、その代表作、重要作品を紙幅の許す範囲で集約する」という構想のもとに、第一編の「明治・大正・昭和戦前編」では70〜80名(没年がこの範囲の人)、第2編の「昭和戦後編」では80〜100名(同)を収録の見通しとなっている。また第3編の「平成以降編」については、平成元年以後の物故名家をはじめ、現代の巨匠大家・一線作家、そして次代を担う作家群にもスポットを当てる方針で、作業が進められている。


 そこでこの第1、2編についてほぼ固まっているそれぞれ64名、76名のリストを“中間まとめ”として公表し、広く各方面からいわば「パブリック・コメント」をお願いしようとするもので、これも本書での画期的な試みと考えている。もちろんこうした出版の常道として編集責任は当然本社側が全面的に負うとともに、作品についての掲載許諾等にもしかるべき手順を踏み、第1、2編については来春3月までに、第3編についてはそれより若干遅れてお目見えの予定。


 今回の第1次名簿ならびに本書に関するご意見、ご提案等は、郵便・メール・電話・FAXのいずれの方法でも、美術新聞社/萱原書房内の「総覧」編集部へ。


名簿一覧はこちら[⇒]
◆近現代書道“名作総覧”「第1次名簿」



(書道美術新聞 (第901号) 2008年10月15日版 1面)



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