毎日書道展開幕

掲載日: 13年07月15日 | カテゴリ: トップ記事

大臣賞に船本芳雲氏
搬入は3万1千点確保
節目展で各賞10%増枠



 第65回毎日書道展・東京展が7月10日、東京・六本木の国立新美術館で開幕した(8月4日まで)。

 今年の同展の公募搬入点数は前年比255点減の31、052点となり、8年連続で3万点を超えた。

 授賞面では、同展最高賞の文部科学大臣賞に近代詩文書の船本芳雲が決まったほか、各賞もそれぞれ別項の通り決まった。

 また、今年も記念の特別展示「手島右卿の書芸術―その世界性」展が、会期中、同じ国立新美術館で併催されている。

 同展の併催特別展示は、今回が7回目となる。(本紙2〜5面に関連記事)
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 今年の東京展は、昨年と同じく上野の東京都美術館と国立新美術館の2会場制で行われているが、都美術館会場の会期は7月17日から23日までとなっている。


 両会場の展示内容は、国立新美術館では役員と審査会員の作品を通期展示し、会員作品と毎日賞などの各受賞作品は7月10日から22日を前期、24日から8月4日を後期として前・後期に分けて展示するとともに、東京展管轄の会友作品は4期(7月10日から15日を前期展鬼、17日から22日を同挟、24日から29日を後期展鬼、31日から8月4日を同挟)に分けて展示している。

 東京都美術館では、理事、監事の各作品のほか、東京展管轄の一般公募とU23の入選作などを同期間中展示する。

 なお、東京展管轄の地域は、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡、沖縄の各都県と海外の会友作品となっている。


 今年の搬入点数の内訳をみると、一般公募の搬入数は23、173点(前年比333点減)で、これに会友の搬入数6、046点(同74点増)と、若年層の出品奨励のために設けられているU23部門の1、833点(同4点増)を合わせた総点数は31、052点で、全部門の合計としては、255点、約0・8%の減少となっている。


 一般公募の部門別の搬入状況としては、漢字部砧爐4、388点、粁爐5、559点で、漢字部としては前年比151点減の9、947点となり、2年ぶりに一万点台を割り込んだ。

 かな部は砧爐1、842点、粁爐2、154点で、前年比82点減の3、996点となり、6年ぶりに4千点台をきった。

 近代詩文書部は同78点減の4、869点。

 大字書部は同7点増の1、745点、篆刻部は同23点減の451点、刻字部は43点増の836点、前衛書部は49点減の1、329点で、大字書部と刻字部以外は前年を下回っている。


 この搬入作品に対して5月24日から26日の3日間にわたり篆刻、刻字を除く各部門で例年通り「未表装(まくり)鑑別」が行われ、合わせて11、584点(各部計=入賞作含む)が入選した。

 この入選率は基準通りほぼ50%で、これに会友作品6、046点とU23の入選点数916点を加えた総合入選率は59・7%となっている。


 授賞面では、会員対象の会員賞に33点(前年比7点増)、一般公募対象の毎日賞に230点(同21点増)、秀作賞に528点(同48点増)、佳作賞に1、056点(同96点増)がそれぞれ決まった。

 各賞は、第65回展の節目の年に当たり会員賞は各部門1点増となって約25諭△修梁召粒鴇泙婆鵤隠悪輿枠されている。


 また、会員賞受賞作の部門別の内訳は漢字10点、かな6点、近代詩文書7点、大字書3点、篆刻2点、刻字2点、前衛書3点の計33点で、受賞者の所属別は、創玄6点、奎星、書芸院、日書美が各3点、東京書道、独立、日書院が各2点、一瀾、玄潮、書壇、北海書協、現書院、幽玄、書燈、書団響、扶桑、知丈、書真、千歳が各1点。


 U23部門における授賞は、毎日賞14点(前年比1点増)、新鋭賞19点(同)、奨励賞73点(昨年同数)の計106点となっている。


◆今年の巡回日程  
 第65回毎日書道展の全国巡回展は、以下の日程で開催予定となっている。
▽関西展=8月7日〜11日(京都市美術館、日図デザイン博物館)
▽四国展=8月14日〜18日(愛媛県美術館)
▽中国展=8月20日〜25日(広島県立美術館県民ギャラリー)
▽北陸展=8月25日〜29日(富山県民会館)
▽東北仙台展=9月13日〜18日(せんだいメディアテーク)
▽北海道展=9月25日〜29日(札幌市民ギャラリー)/役員展=大丸藤井セントラルスカイホール
▽東北山形展=10月2日〜6日(山形美術館)
▽東海展=11月12日〜17日(愛知県美術館ギャラリー、名古屋市民ギャラリー栄)
▽九州展=12月3日〜8日(福岡市美術館)


 問い合わせ等は、TEL03−3212−2918の毎日書道会へ。



(書道美術新聞 第1011号1面 2013年7月15日付)



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