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掲載日: 12年08月01日 | カテゴリ: トップ記事

まず「展大臨書」重視第1弾は「温泉銘」
小川東洲氏、狒躊峠き畚任


 本紙は今秋から、9月15日付を第1回として毎号の紙面を恒常的に使った読者を対象とする「新臨書講座」をスタートさせる計画を進めていますが、このほど同講座の総監修兼主任講師に現代日本を代表する書作家として国際的にも知名度の高い米ハーバード大客員教授、小川東洲氏(84)を迎えることが本決まりとなりました。
 
 また新講座は、美術新聞社が名義主体として「国際書学院」(仮称)と命名する予定の付属機関を設け、この機関に作品審査体制等を整備して、昇級・昇格や資格認定などの業務を恒久的に処理運営していくことにしています。
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 新講座は、20世紀後半以降の日本の書道界における「書学」のすう勢の中で、形骸化が顕著な流れになりつつあると懸念する声が高まっている「臨書」の原点を改めて探り、国際的な視野でその本来の姿に立ち戻ることをめざす、「競書機能」と「紙上コンクール機能」を備えた書道界に広く開かれた講座とする計画です。
 
 現在検討中、また固まりつつある講座の概要は次の通りです。
 
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1)本講座は、広く書道界・書道教育界はもとより一般の書道愛好家にまで開かれた、「臨書」を通して書の古典に対する理解、関心を一層深めて頂くことを目的に開講するもので、そこでは臨書を、単なる「習字」「習書」の作業としてでなく「書」を学ぶ究極の道程、いわば「書学」の基礎・基本として位置づけるとともに、「作品制作」の原点とすることを改めて提案しようとするものです。


2)そのために本講座では、まずその導入として、臨書作品においても常に書としての存在感と空間性に対する意識の確立を求める見地から、「展大臨書」(拡大臨書)の実践機会を提供します。

ここでいう「展大臨書」とは、あくまでも臨書の本来在るべき姿を追求するための方法であり、決していわゆる「一字書」、「大字書」への導入・展開を目的とするものではありません。

もっとも、参加者が結果としてそうした表現方向に向かわれることは、当然あり得るものとも考えます。


3)本講座で取り組む「展大臨書」では、臨書を「書」の作品制作の一環として研究していきますが、それは単なる自己充足的作品の創作に留まらず、取り上げた古典の真相、真髄に迫り得る「格調ある作品」の創作、換言すれば「創格」をめざすべきものとしても、強調していく方針です。


4)本講座はまず、唐・太宗皇帝の「温泉銘」の臨書研究からスタートする計画を進めています。


5)「温泉銘」講座は、本年9月から12月までの4回にわたって、毎15日付号に課題と解説、「歴代臨書範例」(仮称)などを掲載します。

「温泉銘」に引き続いては、鄭道昭の「論経書詩」などを取り上げます。

このようにして、年間3種類の古典を題材に、スピード感をもって臨書研究を進める計画です。


6)当面、出品作品は半切二分の一サイズ(または半紙2枚継ぎ)タテに1〜3字、または5〜6字(2行)宛の臨書作品を募集します。


7)作品の締め切りは、課題掲載の翌々月25日(第1回の締め切りは11月25日)とします。

成績発表は締め切り月の翌々月1日付紙上(毎1日付号、第1回の成績発表は25年1月1日付号)とし、優秀作品は写真版を掲載して発表する「紙上コンクール」(紙上筆名自由)とします。


8)応募作品はまた、審査を経て各ランクに位置づけます。

このランクは絶対評価と相対評価を組み合わせたものとする計画です。


9)毎回、各ランクに位置づけられた作品にはそれぞれ所定のポイントを付与し、ポイント累計が一定水準に達すると、それぞれの資格・ポストで処遇される仕組みを構築します。


10)将来構想として、成績優秀者や各ポスト等の「会員」の方々に対し、新構想の国際臨書交流展にノミネート・招待等の特典なども検討していく方針です。


 本講座に関する問い合わせ等は、筍娃魁檻械苅僑押檻毅横毅院■藤腺悖娃魁檻械苅僑粥檻牽毅横韻糧術新聞社・新臨書講座係へ。



(書道美術新聞 第989号1面 2012年8月1日付)



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