第64回毎日書道展ひらく

掲載日: 12年07月15日 | カテゴリ: トップ記事

東京展・国立新美術館会場のエントランス大臣賞に関口春芳氏
2会場制に復帰 搬入は回復基調に


 第64回毎日書道展・東京展が7月11日、東京・六本木の国立新美術館で開幕した(8月5日まで)。
 
 今年の同展の公募搬入点数は前年比301点増の31、307点で、昨年の落ち込み分の約3分の1を回復した。
 
 授賞面では、同展最高賞の文部科学大臣賞に漢字の関口春芳が決まったほか、各賞もそれぞれ別項の通り決まった。
 
 また、今年で6回目となる特別展示は、「生誕120年記念・熊谷恒子の世界」展が会期中、同じ国立新美術館で併催されている。(本紙4、6〜8面に関連記事)
 ◇ ◇ ◇会場の役員作品壁面同上併催中「熊谷恒子の世界」展

 今年の東京展は、3年ぶりに大規模補修工事を終えた上野の東京都美術館との2会場制に戻り(都美術館の会期は7月16日から23日まで)、国立新美術館では役員と審査会員の作品を通期展示し、会員作品と毎日賞などの各作品は7月11日から23日を前期、25日から8月5日を後期として前・後期に分けて展示、東京展管轄の会友作品は4期(7月11日から16日を前期展1期、18日から23日を同2期、25日から30日を後期展1期、8月1日から5日を同2期)に分けて展示されている。
 
 一方、都美術館では、理事、監事の各作品のほか、東京展管轄の一般公募とU23の入選作などが通期展示される。
 
 なお、東京展管轄の地域は、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、長野、山梨、静岡、沖縄の各都県と海外の会友作品となっている。
 
 
 今年の搬入点数の内訳をみると、一般公募の搬入数は23、506点(前年比180点増)で、これに会友の搬入数5、972点(同136点増)と、若年層の出品奨励のために設けられているU23部門の1、829点(同15点減)を合わせた数字が31、307点で、全部門の総数としては301点、約1%の増加となっている。
 
 
 一般公募の部門別の搬入状況としては、漢字部砧爐4、403点、粁爐5、695点で、漢字部としては前年比240点増の10、098点となり、2年ぶりに1万点台を回復した。
 
 かな部は砧爐1、887点、粁爐2、191点で、前年比36点減の4、078点。
 
 近代詩文書部は同53点減の4、947点。
 
 大字書部は同48点減の1、783点、篆刻部は同20点減の474点、刻字部は同29点増の793点、前衛書部は同68点増の1378点で、部門別では漢字部機Ν粁爐函△な部砧燹柄闇比25点増)、刻字、前衛書部は前年を上回った。
 
 
 この搬入作品に対して、5月25日から27日の3日間にわたり篆刻、刻字を除く各部門で例年通り「未表装(まくり)鑑別」を実施、合わせて11、752点(各部計は入賞含む)が入選した。
 
 この入選率は基準通りのほぼ50%で、これに会友作品5,972点とU23の入選点数913点を加えた総合入選率は59.5・五%となっている。
 
 
 審査面では、会員対象の会員賞に26点(前年と同数)、一般公募対象の毎日賞に209点(同)、秀作賞に480点(同)、佳作賞に960点(同)がそれぞれ決まり、全体的な授賞の規模も、昨年と同数となっている。
 
 
 また、会員賞受賞作の部門別の内訳は漢字9点、かな5点、近代詩文書6点、大字書2点、篆刻1点、刻字1点、前衛書2点の計26点で、各部門とも昨年と同数。
 
 会員賞受賞者の所属別は、創玄5点、奎星3点、独立、日書美が各2点、貞香、一瀾、六友、書壇、玄和、あきつ、現書院、清和、書芸院、北辰、書燈、玄潮、扶桑、千歳が各1点となっている。
 
 
 なお、U23部門は、毎日賞13点(前年比1点減)、同新鋭賞18点(同1点減)、同奨励賞73点(同1点増)の計104点が決まった。
 
 
◆今年の巡回日程
 第64回毎日書道展の全国巡回展は、以下の日程で開催予定となっている。
 
 
▽関西展=8月8日〜12日(京都市美術館ほか)
▽四国展=8月15日〜19日(愛媛県美術館)
▽北陸展=8月19日〜23日(富山県民会館)
▽東海展=8月21日〜26日(県美術館ギャラリー、名古屋市民ギャラリー栄)
▽中国展=8月28日〜9月2日(広島県立美術館県民ギャラリー)
▽東北仙台展=9月14日〜19日(せんだいメディアテーク)
▽北海道展=9月26日〜30日(札幌市民ギャラリー)
▽東北山形展=10月4日〜8日(山形美術館)
▽九州展=12月4日〜9日(福岡市美術館)

 問い合わせ等は、筍娃魁升械横隠押升横坑隠犬遼萋書道会へ。



(書道美術新聞 第988号1面 2012年7月15日付)



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