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掲載日: 11年09月15日 | カテゴリ: 書道美術新聞【1面】

参加者減にも地域差
男性の参加減も大きな課題

 日本生産性本部はこのほど、本年版の『2011/レジャー白書』(第35号)を発表した。

 本白書が昨年版から調査手法をネット利用に変更した経緯については既報の通りで、このため本紙では、今年も引き続き最新のデータを直接的に比較分析の対象とすることは避け、前号でも「書道」が含まれる「趣味・創作部門」全種目の参加率・回数・費用等のデータの単純な紹介に留めた。

 そこで本号でも、最新データに過度に依存せずにできる範囲で、過去20年間の推移を地域・年代・性別に分けて分析してみた結果をご報告する。

 興味深い事実が判明したのである。
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「レジャー白書2011」から

 掲出したグラフはいずれも過去約20年間における同白書の発表データに基づくもので、ここでは大勢に影響しないとの判断のもとに、昨年版と本年版のデータは過去データと整合性が認められる程度に暫定的な修正値として、グラフを完成している。

 
 まずメーンの大グラフであるが、これはこの間の「書道」参加率の推移を東日本(北海道・東京・埼玉・千葉・神奈川・静岡の5都道県)と西日本(愛知・大阪・兵庫・福岡の4府県)に分けて対比したものである。

 
 両地域の人口には当然、大きな開きがあるから参加人口で比較するのは無理にしても、参加率については単純に比較して十分に蓋然性が保てるとの判断で、タテの目盛は参加率となっている。

 
 それによると、東西の参加率には20年前は1ポイント以上開きがあって“東日本優位”だったものが、近年は西日本が東日本に0・5ポイント差を付けており(母数が小さくなっているので、その差はむしろ大きい可能性がある)、この狹貔承嫖将瓩聾淒前に起こっていたと見られるのである。

 
 次に、同様の推移を男女別に見てみると、それぞれの年齢層で傾向に大きな違いがあることが分かった。

 棒グラフが煩雑なので分かり易くするために単純なトレンドライン(傾向を示す補助線)を引いてみた結果が下のグラフである。

 これでこのグラフで判明するのは、男性と女性で参加人口の減少動向には大きな差があり(女性は余り減っていない)、しかも女性では壮年層の減り方は顕著だが高齢層はさほど減っていないのに対し、男性では高齢層で大きく減っていることである。

 
 なお、この男女比較の関連情報として作ってみたのが円グラフで、これで見ると男女の参加人口はこの20年間に4ポイント差が開いていることが分かる。

 この4ポイントは割合(シェア)だから実数としてはこの倍の変化を示していることを考えると、この辺にも書道界の大きな課題が露呈しているといえるだろう。




(書道美術新聞 第968号1面 2011年9月15日付)



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