第63回毎日書道展ひらく

掲載日: 11年07月15日 | カテゴリ: 書道美術新聞【1面】

第63回毎日展大臣賞に永守蒼穹氏
搬入890点減
「宇野雪村」特別展併催


 第63回毎日書道展〈東京展〉が7月6日、六本木の国立新美術館で開幕した(31日まで)。
 
 今年も会場を同館に一本化し、役員ら一部作品の通期展示以外は、会期を4期に分けて各部各地域の作品を順次展示している。
 
 今回展の搬入点数は既報の通り前年比890点減の3万1、006点で、今年も3万点の大台を維持した。
 
 授賞面では、同展最高賞の文部科学大臣賞に近代詩文書の永守蒼穹が決まったほか、各賞もそれぞれ別項の通り決まった。
 
 また、今年で5回目となる特別展示は、「生誕100年記念・宇野雪村の美」展が会期中、同館で併催されている。(本誌2〜5面に関連記事)
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 今回展は昨年と同じく会場を一本化した関係で、展示は今年も役員と大臣賞、会員賞の各作品を通期展示とし、審査会員、毎日賞の各作品と、東京展管轄地域(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、新潟、長野、静岡、沖縄の各都県)と海外の全入選作品を、7月6日から11日を前期展1期、13日から18日を同2期、20日から25日を後期展1期、27日から31日を同2期として、順次掛け替えを実施している。
 
 
 今年の搬入点数の内訳をみると、一般公募の搬入数は2万3、326点(前年比705点減)で、これに会友の搬入数5、836点(同108点減)と若年層の出品奨励のために設けられているU23部門の1、844(同77点減)を合わせた数字が3万1、006点で、全部門の総数としては約2・8%減となっている。
 
 この搬入数を、巡回展単位の各地方別で集計すると、北海道が1、685点、仙台983点、山形1、108点、東京1万7、212点(沖縄、海外含む)、東海1、752点、北陸1、307点、関西3、209点、四国1、042点、中国1、296点、九州1、412点となっている。
 
 
 また、一般公募の部門別の搬入状況としては、漢字部一類が4、373点、二類が5、485点で、漢字部としては前年比318点減の9、858点となり、今年は1万点を下回った。
 
 かな部は一類が1、862点、二類が2、252点で、前年比100点減の4、114点。
 
 近代詩文書部は同111点減の5、000点、大字書部は同108点減の1、786点、篆刻部は同3点増の494点、刻字部は同40点増の794点、前衛書部は同35点増の1、351点で、部門別では漢字部一類(前年比19点増)と2年連続で微増だった篆刻部のほかは、全ての部門で前年を下回った。
 
 
 この搬入作品に対して、5月21日から23日の3日間にわたり篆刻、刻字を除く各部門で例年通り猝ど汁(まくり)鑑別瓩実施され、合わせて1万1、663点(各部計=入賞含む)が入選。
 
 この入選率は基準率通りの50%で、これに会友作品5、836点とU23の入選点数919点を加えた総合入選率は59・4%となっている。
 
 
 審査面では、会員対象の会員賞に26点(前年と同数)、一般公募対象の毎日賞に209点(同)、秀作賞に480点(同)、佳作賞に960点(同)がそれぞれ決まり、総合的な授賞の規模は昨年と同数となっている。
 
 
 また、会員賞受賞作の部門別の授賞枠は漢字9点、かな5点、近代詩文書6点、大字書2点、篆刻1点、刻字1点、前衛書2点の計26点で、各部門とも昨年と不変。
 
 会員賞受賞者の所属別は、創玄7点、日書美3点、独立、奎星、書芸院、東京書道が各2点、北陸書道、暢心、北海道書協、相峻、現代書道、白峰、知丈印、千歳が各1点となっている。
 
 なお、U23部門の毎日賞は14点(前年比1点増)、同新鋭賞は19点(前年と同数)、同奨励賞は72点(同5点減)の計105点となっている。
 
 
 問い合わせ等は、筍娃魁檻械横隠押檻横坑隠犬遼萋書道会または筍娃魁檻僑牽隠押檻坑坑械垢旅駑新美術館内・同展事務局へ。



(書道美術新聞 第965号1面 2011年7月15日付)



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