「書道ガールズ!!」、15日封切

掲載日: 10年05月01日 | カテゴリ: 書道美術新聞【1面】

実話元に成海璃子主演
記念行事で“腕前”披露
石飛博光氏が書道監修


 紙製品の出荷額全国一の“紙の町”、愛媛・四国中央市で2年前に催された「紙まつり」の一環として「第一回書道パフォーマンス甲子園」が開催され、この実話をもとに製作が進められてきた映画「書道ガールズ!!私たちの甲子園」が完成。
 
 4月27日、池袋サンシャインシティの噴水広場で完成記念行事が催された。
 
 当日会場では、千人以上のファンを前にFMB(ファンキーモンキーベイビーズ)が生で歌う主題歌「大切」に合わせて、主役を演じた成海璃子ら5人の“書道部員”が4×6メートルの紙の上で華麗な書道パフォーマンスを披露し、喝采を浴びた。
 
 映画は5月15日から全国公開される。
 ◇ ◇ ◇

 四国中央市にある愛媛県立三島高校書道部(実在)は、毎日新聞社が主催する「書の甲子園」、国際高校生選抜書展で03、04年と連続全国優勝(07年にも準優勝)した実績をもつことで知られるが、その書道部員達はかねてより、活気を失いつつある自分たちの町を盛り上げようと、地元での各種イベントなどで「書道パフォーマンス」を繰り広げていた。
 
 これを地元のテレビ局がドキュメンタリー番組で取り上げたことなどから知名度が上がり、やがて2008年7月には地元の「四国中央紙まつり」のメーンイベントとして「第一回書道パフォーマンス甲子園」が実現。
 
 
 この模様が日本テレビ系の『ズームイン・スーパー』で紹介されたことで一躍全国的な脚光を浴びることとなって、この実話をもとにした映画製作が、日本テレビ(配給はワーナー・ブラザーズ)の手で進められてきたもの。
 
 
 実際の「書道パフォーマンス甲子園」は、6名1組の高校生グループが、それぞれのテーマに沿って書道の技やパフォーマンスを競うもので、これを原型に日本テレビも昨年から、全国の高校の書道部に所属する女子高生が音楽に合わせて縦横10メートル余の紙上で書道パフォーマンスを展開する「書道ガールズ甲子園」と題するイベントを既に昨年中に3回開催。
 
 今年の元日には、第4回大会を放映して呼びものとなった。
 
 
 映画の主人公の「四国中央高校書道部」の部長を演じる、17歳ながら既に芸歴12年という人気女優成海璃子は、同じ書道部員などとして共に演じる山下リオ、高畑充希、小島藤子、桜庭ななみらと共に若手実力派とされる新進女優で、5人はそろって17歳のいずれも現役の高校生(今春の撮影時)だが、人気タレントだけに実際の高校では書道部はもちろん、書道の授業もとった経験はないという。
 
 
 しかし、撮影に先立って昨秋、同映画の書道監修を務めた石飛博光氏(創玄書道会理事長)と同氏のスタッフらが計100時間以上にわたり特訓を行ったというだけに、映画の中でそれぞれに披露する筆さばきは確かで、特に特大筆によるパフォーマンスはなかなかに見応えがあり、各タレントのセンスのよさも窺わせるものとなっている。



(書道美術新聞 第937号1面 2010年5月1日付)



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