“激変期”迎える大学入試

掲載日: 15年10月01日 | カテゴリ: トップ記事

静岡は定員大幅削減
福岡教・岩手は“募集停止”も


 今年も、全国の各書道系大学で、来年度の入学者の募集に向けた入試要項の配布が始まった。本紙では例年通り本号から数回に分けて、国・公・私立の順にその概要を紹介していく予定にしている。(本紙4面参照)
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 また今回発表された要項を縦覧すると、近年急速に進む狢膤慍革瓩里△りで、一部の大学では来年度の入学者の募集・試験実施の計画に大きな改革改変を打ち出しているケースも見受けられる。従って狢膤惱馥鮫瓩鮖屬梗験生やその保護者、また書塾など社会教育側としてそうした若者たちに助言する立場の人びとには、ぜひこうした大学側の新時代へ向けた動きに、細心の注意を払ってほしい。

 
 例えば、現時点で編集部が把握している範囲でも、特に教員免許取得をめざす上では大きな影響が出そうな、次のような大きな変更点が判明している。
福岡教育大=1)初等教育教員養成課程で、従来は「選修」ごとに定員を決めて募集していたが、来年度からは総定員を増やすとともに、選修ごとの募集・選抜・履修のシステムを廃止。履修も小学校教員として必要な内容を共通的に学ぶ新方式を導入。2)中等教育(高校)の教員養成では、理科と音・美・書の各専攻において募集定員を増員。3)この増員に伴い、従来の爛璽輒鉢瓠峽歃儔歡」の学生募集を停止する。

静岡大学=従来の教育学部の募集人員400名から、いわゆる爛璽輒伐歡瓩寮験橋軌蕁∩躪膕奮惷軌蕁芸術文化(書文化専攻など)の3課程の計100名の募集枠を削減し、学校教育教員養成課程(300名)のみに特化する。一方、同養成課程内では時代のニーズに合わせた専攻の新設なども打ち出している。

岩手大学=教育学部を改組し、従来の3課程から学校教育教員養成課程のみの新体制に移行。生涯教育と芸術文化の両課程の廃止に伴い「書道コース」の募集を停止。これにより同大では、教育学部での高校一種免許(書道)の取得ができなくなる。ただ、人文社会科学部の改組で新設される人間文化課程に「芸術文化」の専修プログラムが設けて、高校一種免許(書道)の取得を可能とする方針も打ち出している。


 なお、これら各大学における入試改革は、一部には現在認可申請中の学部・学科の改組・改編計画を先取りしたものも含まれており、最終的には変更される可能性もゼロではないので注意したい。
 


(書道美術新聞 第1061号1面 2015年10月1日付)



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