(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成29年(2017) 11月23日(木曜日)
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「書道国会議員連盟」設立
掲載日: 14年02月01日

設立総会風景衆参の48議員が参加
会長に河村氏
書道界に大きな援軍



 書道界が長年待望してきた超党派の国会議員による初の「書道国会議員連盟」が誕生し、このほど東京・霞ヶ関の衆議院第2議員会館でその設立総会が開かれた。
 
 同議連は、〔喇文化は日本文化の象徴的存在、∈鮑は書写能力や技術が希薄化しつつあることを懸念され、小・中学校や高校における書写書道教育の充実や書道文化の振興、普及発展に一層の貢献を目指すことなどを標榜して設立されたもので、会員の国会議員は現在、48名。
 
 設立総会では、河村建夫衆議院議員(自民・山口3区選出)が会長に選出され、今後の役員人事などは会長一任とすることが決まったという。

 ◇ ◇ ◇

 関係者によると、かつて芸術議員連盟(1966年設立)に書道部会が置かれたことはあるが、書道プロパーの議連の誕生は初めてで、今回の設立に発起人として名を連ねたのは、河村建夫、中谷元、大畠章宏、塩谷立、玄葉光一郎、三原朝彦、中川正春、関芳弘、佐藤英道の9氏。
 
 
 また入会を表明した国会議員は昨秋の設立時には44名だったが、その後も増え続け、1月末時点では計48名となっている。
 
 
 会員名簿から内訳をみてみると、まず衆参の別では衆院議員が41名、参院議員が7名で、圧倒的に衆院議員が多い。
 
 所属会派別では、自民が34名、民主10名、維新3名、公明1名となっている。
 
 
 また、選出選挙区の都道府県別をチェックしてみると、書道議連の議員がいるのは、
▽北海道、宮城県、福島県、茨城県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、岡山県、広島県、山口県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県
 の計29都道府県で、一方書道議連議員がいないのは、
▽青森県、岩手県、秋田県、山形県、栃木県、神奈川県、新潟県、富山県、石川県、福井県、奈良県、鳥取県、島根県、徳島県、佐賀県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
 の計18県となっている。
 
 また、複数の議員がいるのは13都道府県で、うち6都道県には3名の議員が名を連ねているなど、地域差も生じている。
 
 
 こうした状況から、全国の各地域に情報格差や書道振興策の濃淡などが生じないためにも、早期に空白県がゼロとなることを希望したいものだ。
 
 ともあれ、書道界はこの議連により国会や行政府に大きなパイプをもったことになり、今後の書道文化・書芸術の振興や、書写・書道教育の充実に大きな援軍となることが期待される。



●「書道国会議員連盟」会員名簿 (50音順)



●「書道国会議員連盟」設立趣意書(抄)

 我が国には最も誇りうるものがある。それは漢字、かな、カタカナを自在に使用し、言語を表記する文化である。このような言語形態と言語表記を有する国は世界中のどこにも例を見ることができない。

 さらに、その表記を担ってきたのが毛筆による我が国の文字文化であり、毛筆文化は単に表記のみならず、美への発展となり、日本文化の象徴的存在といっても過言ではない。

 我が国の書写・書道教育については学習指導要領に目標が示され、達成のための指導内容等が各学年にわたって明記されている。その根幹をなす理念として、伝統的な言語文化に触れたり、毛筆書写することにより文字文化を尊重し、親しむ態度を育成することが掲げられている。さらには静かな環境で筆を持つことによって心を落ち着かせ、集中力を高める効果をもたらすということも事実である。

 しかしながら、昨今のIT文化等の進化、あるいは少子化等により、長い歴史の中で培われてきた書写能力や技術が徐々に希薄になっていくのではないかと心配されている。

 そこで、小、中学校国語科の毛筆書写教育の一層の充実、ならびに高等学校芸術科書道教育の充実、さらには書を愛するすべての人達の育成に尽力し、さらなる書道文化の振興を目指し、その普及発展に貢献することを目的として、「書道国会議員連盟」を設立する。




(書道美術新聞 第1023号1面 2014年2月1日付)


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