(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成29年(2017) 11月18日(土曜日)
書道美術新聞【1面】
都美術館、22、23年全面休館
掲載日: 08年01月01日
書道美術新聞【1面】

都美術館、22、23年全面休館

大規模改修工事実施へ
借館団体、影響深刻


 東京都はこのほど、上野公園の東京都美術館で近く予定している大規模改修工事の基本計画を発表した。同館の改修工事は、すでに6〜7年ほど前から計画案が内示されながら都の財政難で実現がのびのびになってきたもの。

 今回本決まりになった計画によると、総事業費は約100億円、休館期間も2年に及ぶ大工事となることが明らかになり、再開後の会場使用についても明確の方針が示されていないこともあり、各借館団体の展覧会事業には深刻な影響が出そうだ。


 都では、同館の(1)躯体には特に問題はないものの、耐用年数を過ぎた設備が特に深刻な状況にある(2)館全体の設計にユニバーサルデザインの概念が取り入れられていない(3)アクセス面や周辺環境が未整備のままで、公園内から正門へのアプローチが来館者に分かりにくい(4)公募展用の展示室や審査室の空調・照明の改善や、搬入搬出の円滑化が必要(5)企画展展示室の形や天井高の改善、壁面や床のグレードアップ、搬入経路の改善が必要(6)レストラン・ミュージアムショップ等の付帯施設が恒常的に混雑していて改善が必要、などが課題となっており、このため次のような考え方に立ってこれらの改善を目指すという。


 一、前川国男設計の現在の躯体を活かし、建物のもつ趣旨や意匠を伝え、都民に親しまれたたたずまいを後世に継承する。

 二、東京の「顔」となる、国内外への新たな文化の発信拠点として、多様な芸術文化に親しむ機会や文化創造環境の創出を図る。

 三、美術館としてユニバーサルデザインへの取り組みや付帯施設の充実を図り、来館者に芸術文化と関わる喜びや楽しさをもたらす空間づくりをめざす。

 四、設備の全面更新を実施するとともに、設備更新にあたっては省エネ・再エネ設備等の導入を可能な限り図る。


 発表された大規模改修工事の今後のスケジュールとしては、今年度中に基本計画と基本設計を詰め、来年度に実施設計を行い、21年度に施工業者を選定して工事契約を締結、工事期間となる22、23の両年度は全面休館とし、24年度4月にリニューアルオープンの予定、としている。



(書道美術新聞 (第883号) 2008年1月1日版 2面)


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