(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成29年(2017) 11月22日(水曜日)
書道美術新聞【1面】 > トップ記事
第22会書学書道誌学会大会開く
掲載日: 11年11月15日

“若手”主力の14発表
明清名家の特別展示も
130名参加、大東文化大で


 書学書道史学会(大橋修一理事長)の第22回大会が11月12、13の両日、東京・板橋区の大東文化大・板橋キャンパスを会場に、全国から会員ら約130名が参加して開催された。
 
 今年の同大会での研究発表者は、役員2名、若手研究者中心の会員5名、それに学生会員(院生)7名の計14名で、若手主体のフレッシュな発表ぶりが際立つ大会となった。
 
 また、キャンパス内の別会場で行われた、同大所蔵の日本の古筆類と中国書蹟拓本類、同大ゆかりの現代作家の遺墨、また関係者所蔵の中国・明清名家、董其昌とトウ石如の書蹟などの多彩な特別展示も、話題を呼んだ。

 ◇ ◇ ◇

「事務局」来春に移転へ

 今年の同大会は、12日午前11時からの第52回定例理事会で幕を開けた。
 
 理事会には今年も例年通り、要請を受けた全国の諮問委員3名も、オブザーバーとして出席した。
 
 
 会議では、総会提出の予算・決算案、事業計画案や、学会が2008年度から3年間にわたり進めてきた記念論文集『書学書道史論叢/2011』の刊行を柱とする「20周年記念事業」の総括と会計報告案等を決定したほか、今後の各部局活動の円滑・迅速化、会員の研究活動のさらなる活性化に向けた事業展開や、広報・情報伝達のためのホームページの活用等、また学会誌の投稿規定の改定などの各案件を審議、決定した。
 
 
 大会は引き続き午後1時10分から受け付けを開始し、同1時40分からの本年度総会で本格的にスタートした。
 
 総会は大野修作理事の司会で、横田恭三国内局長による開会の辞、開催校の大東文化大学長・太田政男氏の挨拶、大橋修一理事長の挨拶の後、荒金信治諮問委員を議長に選出して議事に入り、
▽22年度事業報告・決算報告(鈴木晴彦事務局長)▽監査報告(杉浦妙子監事)▽23年度事業計画案・予算案説明(鈴木事務局長)▽編集局報告(高城弘一副局長)▽学術局報告(森岡隆局長)▽国際局報告(河内利治局長)▽国内局報告(横田局長)▽研究局報告(澤田雅弘局長)▽会報委員会報告(柿木原くみ委員長)、
 などの各議案・報告を、いずれも満場一致で可決、承認した。
 
 
 議事の中では、学術局が学会誌『書学書道史研究』のアーカイブ化について、既に完了している創刊号〜第18号に続き第19、20号も来春にはネット上で閲覧可能となる見通しと報告、また研究局による若手研究者を対象にした特定領域研究助成制度の説明や、国内局による来年度大会を11月17、18の両日、大分の別府大学を会場に海外から専門家2名を招聘するなどして開催する計画の発表などが注目された。
 
 また学会では、長年にわたり美術新聞社内においてきた事務局を外部業者の(株)大学生協事業センター・学会支援センターに委託替えする計画を進めており、新事務局体制は来年度4月1日から稼働する見通しとなっている。
 
 
 大会は総会に引き続いて、午後2時50分から同5時30分まで研究発表が行われた。
 
 この日の発表は、1)高田智仁(大東文化大院生)「表装裂にみえる文化的価値‐春日大社所蔵水谷川家旧蔵の掛軸群を中心に」、2)成田健太郎(京都大院生)「張懐 『書断』の史料利用と通俗書論」、3)丁成東(大東文化大院生)「『画史』『書史』に見られる米フツの装■観」、4)永由徳夫(群馬大准教授)「秘伝としての書論」、5)鄭麗芸(椙山女学園大教授)「書で解くメディア」の、計5件が行われた。
 
 
 翌13日は、午前9時30分から昼食休憩を挟んで午後3時40分まで研究発表が行われた。
 
 この日の発表は、6)林雲峰(大東文化大院生)「政禅師と『児童の字』」、7)八木一絵(大東文化大院生)「詩賦と書の創作関係論」、8)中村健太郎(大学共同利用機関研究員)「近世宮廷書道における入木道伝受と有栖川流」、9)田村南海子(筑波大院生)「小島成斎の用印」、10)中村薫(大東文化大院生)「米フツの平淡天真」、11)緑川明憲(日本学術振興会特別研究員)「江戸時代の持明院家と書道持明院流の実態について」、12)荒井雄三(日本大講師)「蘇州博物館蔵の徐渭書法‐草書詠剣・詠墨詞大軸、青天歌巻について」、13)福田哲之(島根大教授)「清華簡『保訓』の文字学的検討」、14)澤田雅弘(大東文化大教授)「北朝墓誌にみる特定刻法の伝播‐刻法[002]について」の、計9件が行われた。
 
 
 なお、初日の12日夜には恒例の懇親会が、同大内のカフェテラス「グリーンスポット」で和やかに催された。
 
 
 同学会に関する問い合わせ等は、筍娃魁檻械苅僑押檻毅横毅院“術新聞社内の事務局へ。



(書道美術新聞 第号972面 2011年11月15日付)


関連する記事

印刷用ページ 

キーワード検索
書道段級取得−《書統》
書統'17 9月号
楽しく書道を学ぶ雑誌
21世紀の書道をリードする新構想の競書誌です。

[⇒詳しく見る]
全国有名筆墨業者一覧

◎埼玉

◎東京

◎滋賀

◎京都

◎大阪

◎奈良

◎広島

◎沖縄

▽関連するキーワードで検索する
[お問い合わせ] Tel 03-3462-5251(代表)
株式会社 萱原書房/美術新聞社  〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町29-35 ヴィラ桜ヶ丘ビル7F[アクセスを表示]
Copyright (c) 1999- KAYAHARA PUBLISHING INC.,JAPAN All right reserved.