(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成32年(2020) 2月29日(土曜日)
書道美術新聞【1面】
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掲載日: 19年12月25日

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新「指導要領」準拠
『明解・書写教育』改訂版 
全国大学書写書道教育学会編
 文科省による小・中学校用の「2020年版学習指導要領」の告示を受けて全国大学書写書道教育学会(押木秀樹理事長)が1年がかりで編集・執筆作業を進めてきた、教員養成系の大学・学部等で学ぶ教員志望の学生を主対象とする、旧版の『明解・書写教育』を全面改訂した新テキスト『国語科書写の理論と実践』がほぼ完成し、来年1月半ばには版元の萱原書房から発売の見通しとなった。これを受けて萱原書房では、同書の広報用の「新刊案内」のチラシの制作を急いでおり、近く全国の各大学や教委その他、関係方面に広く配布する方針で準備を進めている。

 全国大学書写書道教育学会は昭和61年(1986)の創設(初代久米公理事長)で、当初から教員免許法の改正運動に熱心に取り組み、改正が実現して平成2年(1990)4月の新年度の入学生から、小学校と中学校国語の教員免許取得に「書写」関連の単位取得が義務づけられたのを受けて、当時の教職課程向けのテキスト『書写指導(小学校編)』、『同(中学校編)』(いずれも萱原書房版)を編んで上梓。以後の学校教育における「書写」指導の充実、指導力向上に、大きく貢献してきた。
 同テキストはその後、何度かの改訂を経て、平成15年(2003)には学習指導要領の改訂に対応するとともに、内容を精選して小・中学校用を1冊にまとめた『新編・書写指導』を、さらに平成22年(2010)には同じく学習指導要領の改訂に対応した『明解・書写教育』を上梓して、今日に至っている。
 そしてこうした過去30年にわたる知見と情報の蓄積を背景に同学会が今回、児童・生徒の学習環境や日常生活における文字環境の急激な変化に対応する狙いで総力を結集して全面改訂に取り組んだ成果が新テキストで、このためほぼ完成をみた新テキストに目を通すと、旧版を踏襲した部分は1、2割あるかないかとも感じるほどに狢膾新瓩痢∋多靴米睛討箸覆辰討い襦
 本号では、その制作中の「新刊案内」チラシの一部と総目次で内容の狢茖永鶚瓩鬚届けすることにしたが、関係方面に関心の高い「水書用筆等」に触れた部分は、以下に抄録してお読み頂くことにした。
 なお、同学会では本書を、単なる教員養成用のテキストに留まらず、社会教育を含む広く文字を手書きすることの指導や実践の現場に役立てて欲しいとしており、このため引き続き版元を引き受けた萱原書房も、B5判112頁(中綴じ製本)、オールカラーの新版の定価を1、000円+税(30年前の初版はB5判128頁、900円)で発売する方針を固めている。
 『国語科書写の理論と実践』に関する問い合わせ、注文等は、筍娃魁升械苅僑押升毅横毅院。藤腺悖娃魁升械苅僑粥升牽毅横韻粒原書房へ。

  
【本書から】
水書用筆等〜どのようなものをどのように使うのか〜

 「水書用筆等」とは、必ずしも特定の筆記具を指しているわけではない。第1学年及び第2学年児童の手指の大きさや運動能力に鑑み、また硬筆と同様に使用することを前提としていることから、軸の長さは鉛筆と同等、軸の太さは鉛筆と同等かやや太め、筆毛は小筆よりも短く、弾力性のある穂を持つ筆記具が適切であると考えられる。穂は根元まで全ておろして使用でき、低学年の児童にとって扱いが簡便であるものがよい。
 持ち方は、鉛筆と同様である必要がある。「水書用筆等」の「等」については、さまざまな解釈が可能であるが、安易に扱いの難しい小筆を用いないようにしたい。
 従来も、指を使って運筆や筆圧を確かめる学習活動が行われてきたが、「水書用筆」はそれを発展させた学習具・学習法と考えられる。小学校低学年段階での鉛筆の正しい持ち方や、硬筆の運筆法を阻害せずに、硬筆の運筆能力の向上に直接的に還元されるよう配慮したい。

  
●新テキスト・執筆者一覧 

押木 秀樹(上越教育大教授)
樋口 咲子(千葉大教授)
松本 仁志(広島大教授)
加藤 泰弘(東京学芸大教授)
青山 浩之(横浜国立大教授)
小林比出代(信州大教授)
斎木 久美(茨城大教授)
杉崎 哲子(静岡大教授)
豊橋 和士(文教大教授)
広瀬 裕之(武蔵野大教授)
(以上編集・執筆者)
宮沢 正明(山梨大特任教授)
滝口 雅弘(前静岡大講師)
荒井 一浩(東京学芸大付高教諭)
草津 祐介(都留文科大特任准教授)
清水 文博(新潟大専任講師)
杉山 勇人(鎌倉女子大准教授)
鈴木 慶子(長崎大教授)
芹沢麻美子(千葉大付小講師)
津村 幸恵(千葉大講師)
西野 暁子(千葉市立千草台東小教諭)
平田 光彦(武庫川女子大准教授)
藤井 浩治(市立御調西小校長)
本田 容子(盛岡大准教授)
松本 貴子(大東文化大講師)
柳沢もも子(世田谷総合高講師)
山澄 智英(市立領家中教諭)
和田 圭壮(福岡教育大教授)
(以上執筆者)


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