(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成32年(2020) 2月29日(土曜日)
書道美術新聞【1面】
第35回「蘭亭筆会・札幌展」開く
掲載日: 19年11月25日

第35回「蘭亭筆会・札幌展」開く

日・韓・台・中、札幌結集
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 「第35回国際蘭亭筆会書法展/日本・札幌展」が11月6日から10日まで、札幌市の札幌市民ギャラリーで開催された。一昨年のマレーシア展、昨年のインドネシア展に続き、「日本・奈良展」以来5年ぶりに日本開催となった今回展は、札幌に本部を置く日本書道評論社・書道研究心華社(小原道城会長)の全面的な協力の下に、美術新聞社と国際蘭亭筆会本部(張炳煌会長・萱原晋事務総長)が主催したもので、参加国・地域は従来からの中核組織の日本蘭亭筆会(出品点数93点)、韓国蘭亭筆会(同56点)、台湾蘭亭筆会(同79点)、中国北京蘭亭筆会(同11点)で、総出品点数は239点だった。

 11月6日午後3時から会場の市民ギャラリー2階の大ホールで催された開幕式典では、まず萱原晋・事務総長が経過報告を行い、続いて日本書道評論社・書道研究心華社会長の小原道城氏による歓迎の辞、台湾の張炳煌・国際蘭亭筆会会長、朴正圭・韓国蘭亭筆会会長、厳建忠・台湾蘭亭筆会会長、李冰・北京蘭亭筆会会長の謝辞・挨拶の後、テープカットが行われ、今回展の開幕を祝った。
 式典終了後、引き続いてホール内に設けられた揮毫台で恒例の交流揮毫会が行われ、各国・地域からの代表らがそれぞれに腕を揮った。各参加者の揮毫作品は、一括して札幌市の小原道城書道美術館に寄贈された。

 揮毫会後の午後6時からは、JR札幌駅前のセンチュリーロイヤルホテル・グレイスの間に場所を移し、海外からの約80人を含む約120人が参加して恒例の祝賀懇親会が催された。各国・地域同士のプレゼント交換や余興などもあって和やかな宴となり、午後8時、1年後の再会を約して閉会となった。
 なお、開幕式典に先立って、やはり恒例となっている各国代表者会議が開かれ、「35回展」の節目の年に当たって今後の「国際蘭亭筆会」のあり方についての話し合いが行われ、活動を引き続き継続していくことが確認された。また、来年以降の開催地についても、3年先までの基本方針が固まった。
 それによると、来年の「第36回展」は2011年の「基隆展」以来、9年ぶりに台湾での開催が本決まりとなり、台湾東部の台東市での開催となる。また、第37回展は韓国のソウル市で、第38回展は中国で開かれる見通しとなっている。
 今回展は、札幌市民ギャラリー二階の展示ホール(機砲函第4、第5展示室の合わせてフロア面積約500平方叩∧斌鳴杭蚤脾械娃悪叩陛薫羚癸押Γ掘腺喚叩砲箸いΨ辰泙譴織好據璽垢確保されたことから、例年以上にゆとりのある展示が行われた。
 日本蘭亭筆会の出品としては、江口大象会長、飯高和子副会長、高橋里江国際理事・最高顧問をはじめ、浜崎道子、樋口雅山房相談役、山下方亭、中村山雨、神野大光、森哲之、矢野千載ほかの国際理事以下、常任理事、理事、評議員らの役員から会員までの作品のほか、例年通り富士通、理想科学工業、日本製鉄など各社の役員らをはじめとする経済界・学界有志らの特別顧問、特別参事、特別参与の多彩な作品が壁面を飾った。
 今年はさらに、今回展の札幌開催に全面的な支援を受けた書道研究心華社の幹部27名が「日本蘭亭筆会客員」として出品して花を添え、これにより日本出品は、近年の実績を大きく上回った。
 これに対して、毎年その時々の国際情勢や各国事情を反映する海外勢の出品状況は、台湾蘭亭筆会は例年の規模を維持したものの、韓国と中国北京の出品は例年を大きく下回った。
 「国際蘭亭筆会」や今回展の記念作品集に関する問い合わせ等は、筍娃魁升械苅僑押升毅横毅院■藤腺悖娃魁升械苅僑粥升牽毅横院美術新聞社内の事務局へ。


日本芸術院、書の新会員に黒田賢一氏
工芸の春山文典氏も内定

 日本芸術院(黒井千次院長)が進めている今年度の同院会員補充手続きの結果がこのほど、関係筋により明らかになった。
 それによると、昨年夏の古谷蒼韻氏の死去に伴って平成24年以来7年ぶりに補充手続きが進められ、かなの黒田賢一氏(正筆会会長)と漢字の星弘道氏(日本書作院理事長)が候補となってきた書分科では、黒田氏の歴代17人目の新会員就任が内定した。
 これにより書分科では、平成20年就任の日比野光鳳氏(水穂会最高顧問・代表)、24年就任の井茂圭洞氏(一東書道会会長)と共に、昭和12年に当時の帝国芸術院会員として尾上柴舟、比田井天来の両氏が就任して以来初めて、全員がかな作家となった。
 なお、同院第1部(美術)の今回の補充ではこのほか、工芸の春山文典氏(横浜美術大学学長)の新会員就任も内定した。
 日本芸術院は、日本における芸術上の功績顕著な芸術家を優遇するための栄誉機関。第1部(美術)、第2部(文芸)、第3部(音楽・演劇・舞踊)の3部門を置き、会員定員は計120名(現有95名)。
 会員は一般職の国家公務員(非常勤)とされ、年金額250万円で、任期は終身。
 今回の会員補充の文科省による正式発表は11月28日の予定とされており、発令は12月15日付となる。
  


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