(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成30年(2018) 10月21日(日曜日)
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「書道2020人展」構想!!
掲載日: 18年01月01日

「東京五輪パラ大会」記念展
平昌記念「3国代表作家展」の次計画



 美術新聞社は年初から、2020年の東京五輪・パラ大会に合わせた書道関連の文化イベントの企画検討を本格化させる。

 本社は昨夏以降、韓国側からの協力要請を受けて、今年(2018)2月9日から韓国東北部の平昌で開かれる冬季五輪・パラ大会を記念してソウルで開かれる「日中韓・3国代表作家展」への日本側代表作家の選定や開催準備のための作業を、評論家の田宮文平氏、書壇側の井茂圭洞、新井光風両氏の助言の下に進めてきたが、同作業がほぼ順調に完了したことから、中・韓側からの期待も大きい、次の東京でのイベントのキッカケづくりに、全力を挙げることにしている。

 ◇ ◇ ◇

平昌・東京・北京、つなぐ

 この平昌五輪・パラ大会関連の文化行事は元々は、数年前から韓国の文化体育観光部(省に相当)の主導の下に同部所管の特殊法人、ソウル芸術の殿堂・書芸博物館が企画を担当したとされる「東アジア筆墨の力と精神(East Asia Stroke & Soul)」と銘打った書芸イベント。

 当初はさらに大規模な、世界規模の構想だったといわれるが、一昨年秋以降長く続いた韓国政界の混乱もあって行政手続きが停滞、準備が遅れたことで、今回の3国の代表作家各25名による国際交流展「日中韓・書芸代表作家特別展」(韓国政府・文化体育観光部主催=2月9日〜3月25日、於ソウル芸術の殿堂)となった経緯は、既に本紙上で逐次報道してきたとおり。


 もっとも、こうした韓国側の国内事情で狢茖叡騰瓩虜2鵑離愁Ε襪任痢孱街饌緝什邁氾検廚多少規模的には縮小をみたとはいえ、その爛泪好拭璽廛薀鶚瓩蓮∈8紕嫁ごとに韓国(平昌・冬季)、日本(東京)、中国(北京・冬季)と東アジアで五輪大会の開催が続くことを千載一遇のチャンスとして、この3回の五輪・パラ大会を3国が共有する芸術文化である「書」で持続的に連結させようとする「東アジア平和のためのスーパーコネクター狹譽▲献筆墨共同体瓠廚旅獣曚鬚瓩兇耕鄂甘な大構想として始まったもの。
 
 
 そしてこの韓国側の構想に対して、日本側では美術新聞社が、中国側では中国政府・文化部(省に相当)直轄の中国国家画院(楊暁陽院長)の書法部門がそれぞれ担当窓口機関として、自国側の関連イベントの実施に向けて取り組む体制は、昨夏来3国間で確認され、共有されている。
 
 
 こうした背景から韓国側はこのほど、今回の「3国展」の開幕に際して「東アジア筆墨平和ベルト」の構築を確認したいとして、開幕直前の2月2日にソウルで文化体育観光部の羅棕次官主宰の「公開フォーラム」の開催を日・中側に打診。

 同「フォーラム」では、韓国側からは今回展を主管して開催準備を進めてきたソウル芸術の殿堂の李東 ・書芸部長(書芸博物館館長)、日本側から萱原晋・美術新聞社代表、中国側から曽来徳・中国国家画院副院長(書法部門担当)が参加し、特に日本側と中国側にはそれぞれ、担当年度における自国でのイベント企画の構想、活動計画を発表してほしいと要望しており、このため美術新聞社では、会場問題がまだ全く手付かずの段階ながら、かねてより書壇首脳や関係方面と検討を進めている構想の一部を、「タタキ台」として発表する方針を固めている。

併催「1字・1語展」(案)
全世界の文字網羅 駐日184大使館に協力要請


 2020年の東京五輪・パラ大会(同年7月24日、開会式)を記念して美術新聞社が同年に実現を目指して構想している書道関連の文化イベントの中核行事は、「日本現代書道2020人展」(仮称)と銘打った企画展。今日の書道界各ジャンルの代表作家を推薦制で網羅し、今日の日本の書の水準を100年後、1000年後にまで伝え残そうとする、記念碑的な作品展としたい考えだ。


 これには、ヽ萄邁箸涙嫂箸領郎邀藤嬰世魄貽欧砲垢襪箸い構想のほかにも、∪作年代を問わず新作を含む各作家自選による爐海裡嬰性瓩梁緝什遒魄貽欧砲垢襪箸いΠ討筺↓,鉢△鯀箸濆腓錣擦覦討覆匹僚案があり、今後各方面と協議、調整しながら詰める方針。


 また、この中核行事には、中・韓両国からの推薦・招待作家による作品展の付随・併催は当然予定されるところだが、一案では、両国にそれぞれ「2020人展」の企画、開催を働き掛け、この各国展をベースにして種々の交流行事を付帯、展開するなどの構想も、日本側では温めている。


 こうした中核行事に対する、爛汽屐Εぅ戰鵐鉢瓩箸靴独術新聞社が現段階で構想している最大のものは、「世界の文字/一字・一語千趣展」(仮称)と銘打った企画展。

 これは、東京五輪・パラ大会の全参加国を含む、日本に現在184カ国あるという(外務省資料による)駐日外国公館(大使館)の各国大使ら高位の外交官(複数)に協力要請して、自国の文字による「一字」または「一語」を色紙に、自国のできるだけ特徴的な、あるいは伝統的な筆記具を用いて揮毫してもらい、あわよくばその筆記具自体も提供してもらって、これを1000点規模集めて一堂にしようというプランで、この企画は例えば百貨店等、会場を選べば割合大きな反響も期待できるものと計算している。


 もっとも、これらはいずれも美術新聞社が最低限この程度はという主旨で「タタキ台」として用意している企画に過ぎず、本社としては年明け早々できるだけ早期に書壇有力者や関係方面に要請して「東京五輪・パラ大会記念/書道イベント検討会議」(仮称)といった場を設け、全体計画の立案や「組織委員会」などの実行組織の準備、会場等を含む関係官署や各種財団等への支援・助成要請などの準備に着手したいと考えている。それも、2月2日にソウルでの「フォーラム」を控えているだけに、待ったなしの状況となっている。


 平昌五輪記念展、東京五輪記念展に関する問い合わせ等は、筍娃魁升械苅僑押升毅横毅院■藤腺悖娃魁升械苅僑粥升牽毅横韻糧術新聞社へ。



(書道美術新聞 第1113号1面 2017年1月1日付)


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