(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成30年(2018) 1月19日(金曜日)
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第33回 蘭亭筆会・マレーシア展開く
掲載日: 17年12月01日

「漢字書法コンクール」併催
開幕式典で授賞式実施
10ヵ国から猴Ь霆佗吻瓩


 第33回国際蘭亭筆会書法展/マレーシア展が11月18日から22日まで、マレーシアの首都、クアラルンプール南郊のセリ・ケンバンガン市にあるマレーシア・カダンパ仏教総会会館を会場に開催された。

 今回展は国際蘭亭筆会本部(萱原晋国際事務総長・張炳煌国際会長)が、現地の同仏教総会と、マレーシア国際現代書画連盟、マレーシア文化経済促進会などの協力を得て共同主催の形で開いたもので、マレーシアでの同展の開催は2000年11月の第16回展以来で、17年ぶり2回目。

 ◇ ◇ ◇

 今回展は、会場の同仏教総会会館の多目的ホールに展示パネルを仮設しての開催となったことから、壁面的にはやや手狭で、このため作品点数は例年同様に日本(64点)、韓国(62点)、台湾(85点)、中国・北京(6点)、シンガポール(8点)、マレーシア(6点)の6カ国・地域からの合わせて231点という同展としては中規模の開催となったが、その一方で、マレーシアの現地協力団体の関係者の協力と呼びかけで、アラブ首長国連邦、インドネシア、インド、カンボジア、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、ラオスの10カ国からの合わせて12点の猴Ь霆佗吻瓩發△辰董∋臆湛饋瑤任蓮峭餾殕亭筆会」史上、前例のない規模のものとなった。

 また、こうした近隣諸国との連携も手伝って、来年の「第34回国際蘭亭筆会書法展」については、初のインドネシア・ジャカルタ市が有力開催地として浮上、国際本部では来年2月までには最終決定する方針。


◆書法コンクール併催

 さらに今回展で特筆すべきことは、全面協力を受けた同仏教総会側が、同国の華僑系社会における書法文化振興の一助にしたいと、全国組織であるマレーシア愛心学校委員会および同華校教師総会などに呼びかけて会期中の19日の「国際蘭亭筆会展」開幕式に合わせて実施した「全国漢字書法コンクール」の「決勝大会」と授賞式が併催されたことで、この併催行事も手伝って同展としては空前といっていい活況を呈した開幕行事となった。

 同コンクールは、今春構想が持ち上がった当初の計画では同国の華校(華僑系小・中・高校)に通う児童・生徒を対象とする「学生書法コンクール」として開催の予定だったが、準備作業の過程で一般にも門戸を開放することになって名称も「漢字書法コンクール」となり、また全国の13州中から7つの州を想定していた参加地区も、2つ増えて9つの州となるなど大きな広がりを見せた。

 この手応えに実施準備に当たった同仏教総会の関係者はすこぶる明るい表情で、来年も「第2回コンクール」を開催する計画で、これにはすでに11の州が参加を表明しているとか。この来年のコンクールは、同国の各学校が夏休みに入る6月となる見通しという。


 同コンクールは、その仕組みも各州単位で事前に猴汁瓩鮃圓辰董峽莨‖膕顱廚望径圓垢觜腓錣擦藤横娃位召劉狒手瓩鯀抜。決勝大会には、児童・生徒は保護者付きで旅費・宿泊費を提供して招待し、出場選手らは当日出題される課題について会場で席書し、その作品を審査する、猖楙讚瓩涼羚颪簑耋僂把名鏐圓錣譴討い詼楹陛な書法コンクールのシステムを導入したものとなっている。

 そして今回の授賞式で披露された受賞作品の出来栄えも、今回展に向けて各国・地域から現地を訪れ開幕行事に参加した国際蘭亭筆会の関係者らも揃って舌を巻くレベルで、イスラム圏に属し、華僑系人口は25%弱に留まると言われる同国だが、漢字文化もしっかり根づいていることを窺わせると同時に、今回のコンクールが今後の同国の書法文化・書法芸術の振興に大きなキッカケになることは間違いなさそうだ。


「蘭亭筆会展」開幕式

 11月19日午後2時から催された「第33回国際蘭亭筆会書法展」の開幕式典では、同仏教総会の最高指導者、慧吉祥活仏(生き仏)・大導師による歓迎の辞、マレーシア政府から鄭有文・首相署協調官、マレーシア国際現代書画連盟の符永剛総会長、国際蘭亭筆会の張炳煌・国際会長(台湾)らの挨拶のあと、各国・地域から参加した東南光・日本蘭亭筆会理事長、朴正圭・韓国蘭亭筆会会長、厳建忠・台湾蘭亭筆会会長、張華慶・北京蘭亭筆会会長、萱原晋・国際蘭亭筆会事務総長や同仏教総会役員らが加わってテープカットが行われ、今回展の開幕を祝った。


 式典では引き続いて、張炳煌・国際会長による現地の琴の演奏に合わせての席上揮毫のアトラクションなどが行われ、その後午後3時30分からは「書法コンクール」の授賞式、午後4時30分からは例年通り会館内の大ホールに設けられた揮毫台で交流揮毫会が行われ、各国代表らをはじめとする参加者がそれぞれに腕を揮った。各揮毫作品はすべて、今回展の会場となった同仏教総会に寄贈された。

 揮毫会の後、常夏の国らしく同じく同仏教総会内の野外庭園で行われた交流懇親会では、日本をはじめとする各国・地域からの参加者や現地関係者らと、コンクールの受賞者ら、合わせて200名を大きく超えるにぎやかで和やかな宴となり、1年後の再会を約してお開きとなった。

 また、展示場の日本出品作品のコーナーでは、日本蘭亭筆会が書を愛する人びとの輪を積極的に書道界の外にまで広げようと5年前から取り組んでいる日本の経済界や学界等の有力者を対象とする「特別招待部門」の15点の作品群が、今年も現地の参観者の間で大きな話題となった。

   ◇

 「国際蘭亭筆会」に関する問い合わせ等は、筍娃魁升械苅僑押升毅横毅韻旅餾殍槁事務局へ。



(書道美術新聞 第1112号1面 2017年12月1日付)


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