(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成29年(2017) 11月22日(水曜日)
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「欧陽可亮の遺作、返して!!」
掲載日: 16年02月01日

遺族が立命館を訴え
係争大詰め
立命館側は所有権主張
欧陽氏
 初唐の3大家の1人、欧陽詢の44代目、北宋の欧陽脩の24代目の子孫で、また王国維、羅振玉らと並ぶ中国近代の犢湛文研究五堂瓩琉豎僂箸靴督糠日本で暮らし、甲骨文の書作家としても大きな足跡を残した欧陽可亮(号如水・1918〜92)の遺作をめぐる「動産返還請求事件」の裁判が大阪地裁で大詰めを迎えている。

 訴えているのは、作者の娘で現在日本に居住する唯一の親族である関登美子氏(旧姓欧陽效平)、被告は作者の晩年を世話したという女性から作品の一括寄贈を受けたと称する関西の名門立命館大学で、特に被告側は裁判官の和解勧告にも耳を貸さず、「所有権」を盾に牾慳笋亮由瓩鮗臘イ靴禿按豺垣錣旅修┐澄(本紙1,3面に訴状・答弁書を抄録)

 ◇ ◇ ◇

 訴訟は昨年6月12日に原告側の「訴状」が受理され、8月24日には被告側から答弁書が出て、同31日に第1回の口頭弁論が同地裁で開かれた。法廷ではその後、10月の第2回、11月の第3回弁論でも双方の代理人弁護士の間で厳しいやりとりが繰り広げられ、これを受けて昨年12月21日に原告側が主張を整理した準備書面(2)を提出、これに対して1月29日には被告側が同じく準備書面(2)を提出したところで、2月1日に第5回の口頭弁論が開かれたという段階。

 第5回の弁論では、裁判官から被告側に「双方の主張はそれほど隔たっているとは思われないので、和解という方向性は考えられませんか」と問いかけがあったが、被告側は「大学の自治、学問の自由の観点から、現時点での和解は困難」と突っぱね、法廷は凍りついたと伝えられる。

 一方の原告側も、今年は作者の代表的業績の1つである『集契集‐亀甲文字集』の中国語版出版から40周年の年に当たり、中国の国家図書館から遺作類の集中管理と永久収蔵の提案が来ているという事情もあって安易な妥協はしにくい立場で、訴訟はいよいよ大詰めの段階に入ってギリギリの攻防が続きそうだ。

 同訴訟に関する問い合わせ等は、〒650‐0027神戸市中央区中町通2−1−18、筍娃沓検治械苅院檻僑械苅犬稜鮠宜詼[Щ務所へ。



(書道美術新聞 第1069号1面 2016年2月1日付)


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