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第6回釜山書芸ビエンナーレひらく 掲載日: 16年01月15日 |
「名家招待展」に13か国157名参加釜山ビエンナーレ開幕式
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釜山ビエンナーレ開幕式
「2015/釜山書芸ビエンナーレ」が昨秋11月23日から12月13日まで、韓国・釜山市の釜山市民公園・白山ホールで開催された。同ビエンナーレは2005年に第1回大会を開催し、2年に一度の開催で今大会が第6回大会に当たる。
開催には、行政側の釜山広域市の全面的なバックアップと助成を受けているが、主催者は社団法人釜山書芸ビエンナーレ(金錫浩理事長)という民間組織で、前回の大会までは同ビエンナーレの生みの親で、スタート以来八面六臂の活躍で大会を盛り上げてきた朴厚相(号農斎)前理事長が、2014年1月に急逝。このため、今大会は金新理事長を中心とする集団指導体制に移行しての、初めての開催となった。
今大会は、孔子の語「一以貫之」をメーンテーマに設定し、「民族と文化の異なる世界の作家たちが、書一つで通じあう場に」(宋鍾寛総監督)することを目指して企画、開催したもので、主体行事の「世界書画名家招待展」には13か国から合わせて157名の参加があった。
大会行事としてはこのほか、1)「世界書画同伴展」(各国から242名参加)、2)世界刻字名家展(同20名)、3)世界書画旗展(同203名)、4)書芸パフォーマンス大会などがあり、また付帯行事として「第13回国際書芸公募展」や、「農斎朴厚相遺作展」なども、別会場で行われた。
今大会における「世界書画名家招待展」の参加者の国別内訳は、中国15、日本29、台湾10、マレーシア8、インドネシア6、ベトナム2、アメリカ8、フランス1、イタリア3、ブルネイ1、香港1、地元韓国58だった。
(書道美術新聞 第1068号1面 2016年1月15日付)
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