(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成29年(2017) 11月23日(木曜日)
書道美術新聞【1面】
第22回「シル/わか」東京展ひらく
掲載日: 09年03月15日
書道美術新聞【1面】

会場の“シル・わか作品”の展示壁面風景会場の“シル・わか作品”の展示壁面風景“ペア出品”高まる期待
書塾活性化ヘ
書振連、趣旨普及に全力

 
 「第22回全国〈シルバーから/わ・か・ばまで〉書道展」東京展(略称「シル・わか東京展」)が3月5日から8日まで、東京・池袋の東京芸術劇場・展示ギャラリーで開催された。主催の書振連(全日本書文化振興連盟=旧書塾協)が、“年代差ペア”の出品を推奨する開かれた書道展を試行して2年目の今回展の出品は約230点で、前年比でみると若干ながら件数的には増、点数は減という結果となり、趣旨の普及が課題となっていることが浮き彫りとなった。
 
 なお、来年の東京展も3月5日から11日まで、東京芸術劇場・展示ギャラリーでの開催が決まっている。【本紙三面に受賞者一覧】


レインボー賞・長島南龍記念賞を受賞した西尾渉ちゃん
 書振連が、長年にわたり開催してきた「全国シルバー書道展」(文化庁など後援)がスタートから約20年を経過して、出品者の平均年齢が10歳前後もアップするという実状を“制度疲労”と捉え、システムの抜本改革に着手したのが一昨年。
 
 スタート当時の“生涯学習ブーム”の流れのなかで打ち出した「筆墨を友とする高齢者に交流の場を」という開催主旨を、今回「書文化の次世代への確実な継承」に資する「世代間交流の場」へと切り換え、書に親しむ高齢者や父母が孫や子の世代を書道に誘引する、書道を学ぶ子や孫の世代が親や高齢者を誘引する機会を提供しようとするのが、新構想の「シル・わか展」である。
 
 
 このため、新たに導入した授賞制度も「作品の優劣や内容は問わない」との原則に立ち、最高賞の「レインボー賞」も、ペア出品した2人が年齢差や遠隔地などの諸条件を乗り越えて“いかに書の虹をかけたか”を顕彰するものとし、その「ペア」も血縁や家族関係等は一切問わずに世代間で組み合わせができることを推奨している。
 
 しかし、今回展の出品動向をみると、この趣旨の浸透は必ずしも十分でない実情が見て取れたとして、連盟の担当部署では今後、同展趣旨の普及に一層力を入れたい考えだ。
 
 
 また、関係方面では、この「ペア出品」の勧奨活動が全国の書塾にとって格好の“営業戦略”になり得ると期待されており、こうしたことから書振連では今後、同展を書塾活性化へ向けた本来活動の中核に据えることとし、合わせて趣旨に協賛が得られる全国の書道団体・組織が主催する展覧会にコーナー等を設けて「シル・わか展」を併催するケースなども増えることを想定、体制を整備したいとしている。
 
 
 こうした本展の狙いは、すでに書道用品業界等からも幅広い注目を集めており、今回展にも一休園、栄豊斎、玉川堂、精華堂、日成堂、 古堂、墨運堂、山口文林堂、龍枝堂などの各社から副賞賞品が提供されるなど“業界も元気になる書道振興装置”として、期待が高まりつつある。
 
 
 「シル・わか展」に関する問い合わせ等は、〒150ー0031東京都渋谷区桜丘町29−35 TEL03ー3462−5251 美術新聞社内の書振連事務局へ。



(書道美術新聞 第911号1面 2009年3月15日付)


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