(1)      (昭和51年6月7日第三種郵便物認可)美術新聞社報 平成30年(2018) 6月19日(火曜日)
  
投稿日時: 16年12月01日

 去る10月末、大ニュースが世界を駆けめぐった。AP電だから、文字通り世界的なニュースだったと言っていい

▼今ではスマホでも携帯でも、使わない人は日本人じゃないと言える位、ポピュラーな顔文字やスタンプのルーツの「絵文字」。例の、ハートや破れたハート、笑った顔や怒った顔などの絵文字集は、1999年にNTTドコモが開発して同社の携帯電話に標準装備したものだが、あの初期の絵文字176種のセットを、「MOMA」の愛称で知られるニューヨーク近代美術館がNTTの許諾を取り付け、12月から同館の本館ロビーで展示するというのだ

▼あの絵文字は正真正銘、日本生まれの文化で、海外ではまだあまり普及していない。しかし近年、国際的な記号規格のユニコードがこの絵文字の承認を進め、今では踊ったりするものまで1、800種近い絵文字を国際規格に取り入れている。だから、今後は国際的なメールのやり取りでも、絵文字が急速に普及するのは間違いなさそう

▼MOMAの学芸員は、「絵文字は象形文字や表意文字よりはるか古代からあり、時代を超越した概念」として、今回の犲蔵瓩琉婬舛魘調しているというが、もしかしたら、前衛書に新素材として登場するのも時間の問題?!

(書道美術新聞 第1088号1面 2016年12月1日付)


投稿日時: 16年11月15日

 「書家の、書家による、書家のための書」、そんな言葉があるとは思わないが、しかし戦後あの牘媛抬瓩鮓悗辰申馥山Δ砲蓮何となくそんな雰囲気もあったのではないかという気がする

▼先ごろの日展五科の審査スキャンダルも、「書道界の常識は、社会の非常識」などと言われたりもしたが、確かにそのような意識に一因があったという考え方も成り立とう。だが元々「書」は、一部のエリート、才能豊かな専門書家のためだけのものであるべきではなく、万人のものに違いない

▼そこのところをどうにかしないと、「書展に足を運ぶのは書家だけ」という世の狆鐚鵜瓩鯤い垢里郎て颪任呂△襪泙い。そんな考えから美術新聞社は、「書の地平を広げるキッカケに」と、毎年世界各地で開いている「国際蘭亭筆会展」に数年前から、全く書をやったことのない世界的大企業のトップたちに牴笋勉強瓠福)して作品を出してもらい、徐々に手ごたえを感じ始めている

▼で、今回また、「書道議連」の先生方にご協力願って、「地平を広げる」新たなチャレンジに乗り出そうとしているのだが、幸い42名もの国会議員の先生方がご多忙の中、ご協力くださった。心より感謝申し上げたい。そして書道界には、大歓迎をお願いしたい。

(書道美術新聞 第1087号1面 2016年11月15日付)


投稿日時: 16年11月01日

 「半島書芸史研究講座」の連載は、2012年6月1日付からスタートしたので、もう4年以上もお付き合い頂いて来たわけである

▼同号が985号で本号が1086号だがら、この間、紙面としては102回あったことになる。だが、紙面の都合で休載したことが2度ほどあるため、本号で漸く100回に到達した次第である。各位のお励ましに、心より感謝申し上げたい

▼実は、この6月に亡くなった恩地春洋先生も毎号楽しみにして下さっていた1人であった。連載当初から、「毎号楽しみに臨書している。とても勉強になる」などと応援メッセージを頂いたり、「この図版、もう少し鮮明なものはないか」と言って来られて、お届けしたこともあった。そんなことから先生は、私が昨年夏に大阪で開いた、井茂圭洞先生と趙守鎬先生による「日韓芸術院会員二人展」のパーティーにも、体調がお悪かったにもかかわらず出てきて下さって、ずいぶんとお励まし頂いた

▼現在の計画では、あと1年位、都合120回位まで続けると、ほぼ主だったものをひとわたり取り上げられると思うので、その後、1冊にまとめようかとも思っている。が、自分で書いたものを自分の社から出すのはタブーと、カッコつけているので、さて――。

(書道美術新聞 第1086号1面 2016年11月1日付)


投稿日時: 16年10月15日

 来年春の開催が「第30回展」となる「シル・わか展」について、開催要項の発表を間近に控え、何とか爛ぅ瓮船Д鶚瓩鬚抜世鬚いている。この犹亜伺三むかし瓩領鮖砲△詁れ物に、果たしてヌーボー酒をたっぷり呼び込めるかどうか

▼昨年までは一応別組織の書振連(全日本書文化振興連盟)の主催という形だったので、多少は気はラクだった、と言っては語弊もありそうだが、これからは完全な美術新聞社主催の公募展とする元年とあって、やはり何とか新味を、新機軸を加えたいと、気張らずにはいられないわけである

▼とにかく最大の狙いは、書道界への猝斉の参加者甅爐△気辰討了臆端圻瓩鯣掘し、あるいは「書道」へのハードルを下げる場、それがこれまでも、そしてこれからも、我が「シル・わか展」の基本戦略。また、そうであって初めて、美術新聞社が直接手掛ける意味もあると思うのだが、具体的な戦略となるとなかなか妙案は浮かばない

▼が、最近急ピッチで動き出している学習指導要領の次期改訂に関して、いろいろ耳寄りなニュースもお伝えしながら、これは書道界、ひょっとするとひょっとするぞ、という思いが一方にあるので、よけいに「シル・わか展」にも力が入るわけなのである。

(書道美術新聞 第1085号1面 2016年10月15日付)


投稿日時: 16年10月01日

 「字体とは文字の骨組みのこと。文字の具体的な形状を背後で支えている抽象的な概念」「字形とは字体が具現化した個々の文字の形状のこと」。文化庁の担当官氏の説明はよどみなく、明快

▼Q「じゃあ、整っていない字でも正しいと言えるのですか。漢字のテストなどで、整っているとは言い難い読みにくい字でも、誤りではないと」。A「文字の整い方は、原則として正誤の判断とは別の評価です。評価対象の字形が読みにくいとしても、その漢字の骨組みが認められるのであれば、誤りとはいえないということです」

▼Q「それなら、どのような字形で書いてもいいと。十分に整っていない字であっても、字体が読み取れさえすれば誤りではないと」。A「そうではありません。読む人を気づかって、整った読みやすい字形で書くように配慮することは大切です。正誤の判断とは別の問題だ、ということです」

▼「字体が読み取れる字であれば、どのような書き方をしてもよいと言おうとしているのではありません。整い方、丁寧さ、美しさ、巧みさなどに考慮して文字を書くことが大切な場合があることを踏まえたうえで、でも、評価や観点は正誤の判断とは別という考え方です」。想定問答を作ってみた。


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