風信帖(969)

 11年10月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 日赤などに寄せられた大震災の被災地への義援金、数千億円がうまく被災地へ流れていないという話は、一時期随分ニュースになったが、その後はどうなのだろう

▼確か、あちこちの義援金の窓口口座も、「9月末までは手数料なしで送れます」とか宣伝していたが、ということは10月からは有料になったのか、それとも口座自体が閉鎖されたのだろうか。とにかく、「人のうわさも75日」だから、義援金の拠出も急速に細ってきているのは確かだろう。そこで美術新聞社では、この9月末から10月初めに銀座の東京セントラル美術館で開催している「《書統》全国展」に、「大震災の被災地に心を寄せる特別コーナー」を設け、「義援金募金箱」も置いて、「被災地を忘れないで」と呼びかけている。反響は大きく、前半の3日間で3万円を超える募金が集まっている

▼これは以前にも本欄で「課題」として提起したことだが、書道界としても展覧会の場などを通じて、こうした被災地支援の「募金活動」を息長く続けていくことを提案したいと思う。そして集めた募金を、被災地の書道界支援、業界支援等に直接向けられれば、書道の将来にとっても大きな意味があると思う。この件について、ぜひ書道界各位にご相談したいのだが――。

(書道美術新聞 第969号1面 2011年10月1日付)




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