風信帖(960)

 11年05月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 あの日以来、「美術新聞社が、義援金の窓口になっては?」というお声をたくさん頂いている。もちろん立場上、被災地の方々の、そして同時に書道界のお役に立てるのなら率先買って出なければ、とは思ってきた

▼そんな折も折、ある会合で業界最大手の某社の社長に熱心に背中を押され、その気になりかけている。社長は、「私たちも既に相当なお金を、社としても個人としても、日赤などに送ってきましたよ。でも今回は、一朝一夕に復旧できるような災害ではないですからね。今はみんなホットだからお金は集まるだろうけど、こんな雰囲気は何年もは続かないと思う」「だから、書道界として、腰を据え長期にわたって募金、義援金を集めて贈り続ける仕組みを考えるべき」というのだ

▼「これは一業界だけでも、書道団体だけでも限界があるから、新聞社として書道界・関係業界の統一したシステムを作り、協賛してもらえる書道展には同じ形の募金箱を置く、用品店などではレジの脇に箱を置いてもらう。そうして集めたお金を定期的にまとめ、「書道界」として直接・間接に贈る対象を選んで送ったら、はっきりした社会貢献になるのではないか、というのである

▼近く、行動を起こそうと思い始めている――。

(書道美術新聞 第960号1面 2011年5月1日付)




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