風信帖(953)

 11年01月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 まだ、学会側の正式決定を経ていないので「仮称」なのだが、『書学書道史論叢/2011』がいよいよ完成の運びとなった。昨春、役員を降りた筆者としては、学会への置き土産ともいうべき仕事である

▼心底迷ったのは、この執筆陣に加わるか否かであった。せっかくの機会だからという気はある半面、「出版人」を自任する以上、自社が版元となる書籍に執筆するのはタブーとも考えているから(『書道史〈年表〉事典』などでは一部に適任者が見つからず、時間切れでエイ・ヤッと加わってしまったが…)、ここは辞退に及(し)くはなしと決意したのであった

▼それにしても、20周年記念なので20編は譲れない線ではあったが、これほどの大冊となったのはちょっと計算外で、しかしそれだけ充実した内容となるわけだから版元としては冥利に尽きるというべく、学会側に予算が足りなければ「献本事業」には汗をかこうと決意している

▼ただ、「斯学普及」が至上命題の出版であれば「定価2,000円」にも拘りたいから、これはある意味“二律背反”‐‐。献本事業は送料だけでも100万円というので、ここは書道界・学界等関係各位に広くご架蔵頂き、また大学の先生方には教材としてご採用もぜひ…。

(書道美術新聞 第953号1面 2011年1月15日付)




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