風信帖・938

 10年05月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 「書育」とは耳慣れない用語だが、最近では「食育」という言葉も定着しつつあるようだし、「読育」という言葉も時折耳にするようになってきたから、将来は広く認知されることになるのだろう。「書育推進協議会」が発足した
 
 ▼設立の記者発表会では、工業会側役員の口からも、この取り組みが単なる業界団体の販促活動として受け止められることを警戒する発言があったが、それでも学界・教育界側の理想論と工業会側の現実路線との微妙な温度差は、随所に感じられた。しかしこれは、そもそも今回のことについては準備活動も教材づくりも全て、工業会側の丸抱えで行われてきた実情に照らせば、まあ致し方なさそう
 
 ▼その意味でも、今後協議会が所期の目的を見事に達成できるかどうかはやはり、協議会が自前の財源確保のために設けようとしているサポーター制というか、会員制度がどれほど広い支持・賛同を得られるかにかかっているといえよう
 
 ▼むろんここで期待されているのは、この問題では圧倒的な存在感を誇るわが書道界である。時節柄、どの方面の方々にとってもなかなかの難問であることは確かだが、一応個人会員の年会費は一口2千円、団体(賛助会員)は一口3万円、とお知らせしておく。
 
(書道美術新聞 第938号1面 2010年5月15日付)




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