風信帖・927

 09年12月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 ご存じでした?「熊本名物」って、「馬刺し」なんですね。ネットにも堂々、「熊本名物!馬刺しの魅力に迫る」なんてサイトもある位だから、間違いありません
 
 ▼ついでに、何で馬刺しが名物なのかと調べてみると、「400年ほど前、加藤清正が薬膳料理として食していたといわれ…」などとある。だが、どうやらもっと奥が深そうなのだ――。先週、今年の「国際蘭亭筆会」の開幕行事のために韓国へ行ったのだが、恒例のお楽しみツアーで、思い立ってかの秀吉の朝鮮出兵、韓国でいう「壬辰倭乱」の史跡を蔚山に訪ねた
 
 ▼市内にある鶴城公園はその当時、1597年に加藤清正が築いた古城の跡で、この城で清正は明・朝鮮連合軍に包囲され、兵糧も水も尽きて2週間籠城を余儀なくされたとか。結果は毛利軍が駆けつけて清正は辛くも脱出に成功するのだが、6千人の倭人が死んだという激戦と飢餓地獄の城内で、「倭人は小便を飲み、軍馬を殺して食った」と説明があった
 
 ▼そして、ガイドが付け加えた。「乱の後、日本に帰った清正が熊本城を築くのは1601年からですよ。この地での築城の経験がとても役立ったといいます。そして熊本で馬を食べるのも、この時の経験からですよ」。うーむ、歴史は勉強になる!
 
(書道美術新聞 第927号1面 2009年12月1日付)




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