≪風信帖≫918

 09年07月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 都立高校262校に「書道」の専任教員は僅か1名―ー。まさに非常事態、いや異常事態というほかない

▼試みに私立高を調べてみたら247校に76人という結果で、多少ホッとしたが、公立高の現況がよけい際立つことにもなった。事情を聞いてみると、最大の原因はやはり都による高校書道教員の採用が昭和57年以降、全く途絶えているためらしい。実に四半世紀以上である。そうであれば、自然減は当然あるのだから、減るのは当たり前。でもどうして?

▼この問題についてはもちろん、「都高書研」でも何度か(毎年というわけではないらしい)都に要望書を出したりはしているらしいが、教研組織というものは専任が一定数いないと、なかなかまともな扱いをしてもらえないのもこの世界。また、指導主事がいないのも困った問題という。文科省からの指導要領に関する情報や指針なども、窓口になる主事がいないと「パッシング」されることが少なくないというのだ

▼こうなると、もうとても関係者で努力して何とかなるような状況ではなさそう。みんなで石原都知事に手紙を書くとか、都議会に陳情するとか。それも書道関係や教育関係だけでなく、高校生たちの親の協力がキメテ、そんな気がする!

(書道美術新聞 第918号1面 2009年7月1日付)




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