≪風信帖≫第899号

 08年09月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 今年の『レジャー白書’08 』は、例年版にも増して書道界にとって参考になりそうな情報が少なくない...
 
▼とりわけ興味深いのは各種目別の「過去10年の水準変動」と題したレポートで、「趣味・創作」部門の30種目の“10年変動”を、95〜97年と05〜07年の各3年間の平均値で対比し、動向を判定している。それによると、ほぼ90%の種目で多かれ少なかれ参加率がマイナス成長となっており、『白書』はこれを、〇臆端圓凌邑構造の変化(高齢化)と、∩択投資化(重点化・集中化)の流れと指摘している

▼となると、取り残される種目が出るのは理の当然――。そこで衝撃的なのは、「書道」の参加率の落ち込みが実にマイナス50・7%、30種目中のワースト1という事実である。書道に続くマイナス成長の種目は、マイナス40%台でお茶と、洋裁・和裁、30%台でお花、演芸鑑賞、文芸の創作、料理、模型づくり、手芸、おどり、と続いている

▼しかも「書道」のデータは、参加者の年間活動回数もマイナス10%、年間平均費用もマイナス25%となっているから、つまり「選択投資化」の流れにも全く乗れていないわけである。もう少しよく調べて、来月創刊予定の書振連の《会報》ででも報告しよう。



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