≪風信帖≫914

 09年05月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 平成8年12月、大阪・池田の不死王閣を会場に村上三島先生を特別講師に迎えて当時の書塾協(現書振連)主催の公開研修会が開かれた
▼研修会では三島先生による「調和体」をテーマにした講話や先生の模範揮毫などで大いに盛り上がったが、当時は文部省による学習指導要領の改訂(平成10年版)も迫っていた時期で、社会教育・書塾側の学校書写教育への対応も大きな課題となっており、このため当日会場を埋めた500名を超える参加者全員に『書写指導』小学校編・中学校編の2冊を資料として配布。これを基に教育問題についての講話を、これは筆者がやった

▼こんなことを思い出したのは、この『書写指導』の後継機(?)として全面改訂が施された新テキスト『明解・書写教育』がこの4月、無事発売の運びとなったからだが、刊行が遅れ、全国の教員志望の若人たちに2週間も教科書なしで授業を受けさせる不便を強いたのだから「無事に」と胸を張るのはいささか気が引ける

▼しかし、全国大学書写書道教育学会が総力を挙げて編んだこの新「テキスト」は学校現場はむろんのこと、児童・生徒を預かる全国の書塾にとっても、まさに格好のマニュアルとなるはず。手前味噌の宣伝じゃなく、おススメの1冊である。

(書道美術新聞 第914号1面 2009年5月1日付)



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