風信帖(1139)

 19年02月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 いよいよ改元の時が迫り、世の中あれこれ猴汁朖瓩盞しい。むろん筆者も気になっている1人

▼「平成」には、あのテレビで小渕総理が新元号を掲げた時、実にすんなり溶け込めたことを思い出す。なんて考えていたら、たったいま届いた朝日の朝刊1面トップに、「幻の元号、二〇案超」「平成改元時、最終案出した教授メモ発見」という記事を見つけて、食い入るように読んだ

▼それによると、「平成」元号の考案者の1人、目加田誠氏が当時推敲に使った手書きのメモが見つかり、それに「善徳・靖之・靖和・天昌・修文・大猷・允徳・修和・恭明・敬治・大有・大成・和平・成孚・純■・長道・天休・永孚・大明・成文」などの案が書いてあったとある。「平成」がないのは、これが目加田案ではなく、山本達郎氏の案だったかららしい

▼まあとにかく、四月一日には阿倍さんが、テレビでにっこりと色紙かなんかを掲げて一件落着となるのだから、慌てずに待てばいいだけの話。だが書道界は、新元号の揮毫者は誰かと気になるだろう。「平成」の時は、大東出で当時総理府の辞令専門官だった河東純一さんだった。そういえば河東さんは、あの「大東文化大学」の筆文字のロゴの揮毫者でもあることは、知る人ぞ知る事実。

(美術新聞 第1139号1面 2019年2月15日付)




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