風信帖(1108)

 17年10月15日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 書写書道学会の大会で催された「新学習指導要領」をテーマにしたシンポは、さすがに参加者も多く、大いに盛り上がった

▼特に文科省の教科調査官を務める加藤泰弘・東京学芸大教授には、現在同省内で告示へ向けて作業が進んでいる、「小・中書写の高校国語への延伸」が盛り込まれると見られる高校用の新指導要領の作業状況について質問が集中した。むろん調査官氏は、公表済みの中教審答申のワク内でしか答えられないのは当然なのだが、会場では少しでも最新情報をと、いわば爛リギリの攻防瓩繰り広げられた

▼筆者も、あの問題について質してみた。「小学校用の解説書で例示された狄綵駘冑等瓩任垢、あの狹瓩砲鰐喇は含まれないのでしょうか」。氏の答えは、「毛筆は3学年からとなっている訳ですから狹瓩北喇が含まれ、墨を付けて書く指導が行われると、それは爍崖愬から瓩繰り下げられることになります。含まれないと考えるべきです」

▼筆者は食い下がった。「毛筆に水を付けて書くのはどうでしょうか」。加藤氏の答えは「水書用筆等は硬筆の持ち方、鉛筆の持ち方で学ぶことになります。毛筆は適さないと考えるべきです」。さすがに正鵠を射た回答で、納得したのだった。

(書道美術新聞 1108号1面 2017年10月15日付)




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