風信帖(1090)

 17年01月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 旧臘4日、美術新聞社は宮澤正明・山梨大教授を講師に招いて講演会を開いた

▼中教審のWG委員の先生なので、「まだ答申が出てないので、発表済み資料でのお話になりますが…」と断りつつ、答申のサワリの部分を明快にお話しくださった。「小学校の書写は今後、手本を与えて書かせるだけではダメになります。『文字文化』というキーワードが出て、小学校でも平仮名、片仮名、漢字の由来とか、点画、字形などの特質を理解して書くことが求められます」

▼「中学でも、『文字文化の多様性や表現の豊かさを理解して効果的に書く』などとされるでしょう。用具・用材を含めた文字文化の理解を深める学習が求められます」。「高校で国語科に書写が位置づけられると、現行の指導要領でも中学3年では『身の回りの多様な文字に関心をもって』などとそれなりに定めているのですから、今後は高校の方でもそういう小・中の書写を受け止めて、『その先を請け負いますよ』となるわけです」

▼そして、こう続けた。「中・高間にはこれまでも書写と書道で爐里蠅靴蹲瓩呂△辰拭でも、延伸で溝が完全に埋まる訳ですから、しっかりした架け橋、レインボーブリッジが架かる、そういうことだと期待してください」。楽しみだ!

(書道美術新聞 第1090号1面 2017年1月1日付)




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