風信帖(1088)

 16年12月01日 | カテゴリ: ≪風信帖≫

 去る10月末、大ニュースが世界を駆けめぐった。AP電だから、文字通り世界的なニュースだったと言っていい

▼今ではスマホでも携帯でも、使わない人は日本人じゃないと言える位、ポピュラーな顔文字やスタンプのルーツの「絵文字」。例の、ハートや破れたハート、笑った顔や怒った顔などの絵文字集は、1999年にNTTドコモが開発して同社の携帯電話に標準装備したものだが、あの初期の絵文字176種のセットを、「MOMA」の愛称で知られるニューヨーク近代美術館がNTTの許諾を取り付け、12月から同館の本館ロビーで展示するというのだ

▼あの絵文字は正真正銘、日本生まれの文化で、海外ではまだあまり普及していない。しかし近年、国際的な記号規格のユニコードがこの絵文字の承認を進め、今では踊ったりするものまで1、800種近い絵文字を国際規格に取り入れている。だから、今後は国際的なメールのやり取りでも、絵文字が急速に普及するのは間違いなさそう

▼MOMAの学芸員は、「絵文字は象形文字や表意文字よりはるか古代からあり、時代を超越した概念」として、今回の犲蔵瓩琉婬舛魘調しているというが、もしかしたら、前衛書に新素材として登場するのも時間の問題?!

(書道美術新聞 第1088号1面 2016年12月1日付)




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